前 次 hellog〜英語史ブログ #2579. 最初の英文法書 William Bullokar, Pamphlet for Grammar (1586)[history_of_linguistics][latin][emode][bullokar] 英語史上初の英文法書は,William Bullokar (c. 1530--1609) による Pamphlet for Grammar (1586) である.同じ著者による完全な文法は Grammar at large として世に出たようだが,現在は失われており,その簡略版ともいえる Pamphlet のみが残っている.この小冊子は,序文に書かれているように「英語を素早く解析し,より易しく他言語の文法の知識に至るべく」作られたものである.Bullokar は綴字改革案を提示した人物としても知られるが,実際にこの小冊子も改訂綴字で書かれて
アニメ『ふらいんぐうぃっち』を観ていると、かつてあずまきよひこが自身の漫画『よつばと!』が何故アニメ化されないのかという問い合わせに答えていたことを思い起こしてしまう。 よつばが出掛けるまでの様子を引き合いに出し、「よつばがよいしょよいしょっと階段をおりてきて、てけてけと廊下を歩き、でんっと玄関に座ってヘタクソに靴を履き、よっこらしょっと重い玄関のドアを開けて、元気よく家を出て行く。そういう、普通アニメでカットされそうな描写もやらないと、アニメにする意味が無いと思うんです。で、こういう日常の演技描写はアニメの最も苦手とする分野です」、と。要するにこれは、よつばの全身をフレームに収めて動かすことを前提としている。キャラクターの全身を映した日常芝居は作画のカロリーがきわめて高い。もちろん、それを活かす演出あっての話だが、よつばの動きをアニメーションで描くのは、アニメーターへの負担がとんでもなく
京都にある立命館大学では、ファミコンをはじめとする世の中のコンシューマーゲーム機や、アーケードゲーム、PCゲームなど様々なジャンルのゲームをデータベース化するというプロジェクトが進められています。一体どんな活動なのか、取材をしに行ってきました。 以上、イントロ! こんにちは!一番好きなサガはサガフロンティアのアセルス編、山口むつおです。 本日は立命館大学にお邪魔しています。実はこの大学、とある研究室がとんでもない数のゲームを資料として保管しているらしいのです。 それがこちらの研究室です! 今回、この噂を聞いて「レアなゲームとか色々見せてもらえるといいな〜」ぐらいに考えていましたが、実際に行ってみると「日本でゲームが学問の1つとして研究されるようになるまで」の、壮大な歴史の一部を垣間見る事になりました。 先に言っとく!長いで!! 目次: 世の中のゲームを全部データベース化するのが目的、それが
2009年11月 5日 著作権アーカイブ 「擬似著作権: ピーターラビット、お前に永遠の命をあげよう」 弁護士 福井健策 (骨董通り法律事務所 for the Arts) 前回のコラムでは、「次回は映画の『製作委員会症候群』への対処策を考えてみたい」と予告した。が、口ほどにもなく苦戦中である。共同製作のメリットを生かしながら、権利分散化のリスクをどう回避するか、考えをまとめる時間がなかなか作れない。気がつけばほかの締切たちがゾンビのように迫って来る。もう年末年始の宿題にしようと早々に決め込んで、今回は別な話。 世の中には、理論的には著作権はないのだけれど、事実上著作権に近いような扱いを受けている(あるいは受けかねない)ケースがある。法的根拠はまったくないか、せいぜいが非常に怪しいものなのに、まるで法的権利があるように関係者が振る舞っている場面。「擬似著作権」と、ここでは名づけよう。 最近で
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