映画などの舞台やモデルになった場所をファンが訪問-。今年の流行語大賞のトップテンに選ばれた「聖地巡礼」が唐津市でも繰り広げられている。フィギュアスケートのテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」の主人公の出身地「長谷津町」のモデルは同市とされ、週末や祝日になると、ユーリファンの女性たちがゆかりの場所にどっと押し寄せている。 ユーリは10月に放送開始。主人公のフィギュアスケーター勝生勇利(かつきゆうり)が世界大会に向けてコーチと二人三脚で成長する物語で、唐津城や唐津駅に似た風景、北部九州の言葉遣い、鹿島市の光武酒造場の焼酎「魔界への誘い」や伊万里市の鳥料理店「ドライブイン鳥」などの名称も登場する。 主人公の実家は温泉を営んでいるとの想定だが、そのたたずまいが唐津市の鏡山温泉にそっくり。アニメの場面と実際の場所を比較する画像もインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に投稿されている。
映画が終わり、館内が明るくなった時、私(松浦)は右隣で観ていた老婦人が暗くなったスクリーンを見つめたまま、拭いもせずにぽろぽろと涙を流し続けているのに気が付いた。左隣は、高校か大学かの姉妹らしき2人組みだったのだが、2人とも手にハンカチを持っていて、時折目元を押さえていた。 私はといえば、(とんでもない傑作をみた)とくらくらする頭を振っていた。あらかたの涙は鼻に流れ、ぐすぐず鼻をすすっていた。 現在ロードショー公開中のアニメーション映画「この世界の片隅に」(監督:片渕須直)である。 泣ける映画だが、泣けるだけの映画ではない。笑える映画だが笑えるだけの映画でもない。ホームドラマだがホームドラマというだけでもない。迫力の戦争映画だが、戦争一辺倒というわけでもない。 その全てだ。 地味と言えば地味な映画ではある。すずという18歳の絵を描くのが好きな女性が広島から呉に嫁ぎ、戦時下を生きる。その昭和
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