哲学者のパスカル先生が『パンセ』という超古典のなかで、「人間が不幸なのは部屋でひとりでだまってじっとしていられないからだ、そうすると自分のみじめさを意識するしかなくなるからだ」っていうことを言ってるんですが(あとに引用貼っておきます)、まあヒマや時間があっても、なにもしないとそれだけ不幸になるタイプの人間というのはけっこういるように思います。 現代の臨床心理学者たちも、不幸な人々の活動が少ないこと、あるいは逆に活動が少ないことによって不幸になってる人々がけっこういることに気づいていて、「行動活性化」みたいなのが人気のキーワードのようです。まあ元気な人たちは楽しそうだし、楽しいと元気になりますからあたりまえといえばあたりまえ。 自分の行動を活性化する手法はもちろんたくさんあるんですが、まずは自分の気分や幸福感と活動が密接に関係していることを自覚することが大事なようです。以前のエントリ で紹介