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ブックマーク / modernfart.jp (7)

  • modern fart | うたのしくみ Season2 第1回 二人でやり遂げる歌「とびら開けて」

    うたのしくみ Season2 第1回 二人でやり遂げる歌「とびら開けて」 ディズニーのアニメーション『アナと雪の女王』は、物語や映像もさることながら、その歌の魅力によって大ヒットとなりました。最近では、ついにシング・アロング版を上映する館まで現れ、映画館内大合唱という事態まで発生しています。 中でも興味深いナンバーが「とびら開けて Love is an open door」(作詞:クリスティン・アンダーソン=ロペス;作曲:ロバート・ロペス;歌:クリステン・ベル&サンティノ・フォンタナ/日語版:神田沙也加, 津田英佑;訳:高橋知伽江)です。 物語の前半に登場するこの曲は、主人公の一人である王女アナと、彼女の国のパーティーに訪れた南国の王子ハンスとが恋に落ち、プロポーズにいたる歌。ジャクソン5を思わせる軽妙な曲調のデュエットですが、その軽さとは裏腹に、なかなかの難曲です。早口で跳躍するメロデ

    modern fart | うたのしくみ Season2 第1回 二人でやり遂げる歌「とびら開けて」
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/06/07
    意味的・音韻的に少しヘンな吹き替え版の歌詞にあわせて口パクすることで奇妙なリアリティが生まれる、か。面白い
  • modern fart | 歌のしくみ 第17回 感電する足

    ある時は大学で身体動作の研究者。ある時はバンド「かえる目」のボーカリスト。 またある時はえーとパノラマや立体視や絵はがきについてめちゃくちゃ詳しいおっさん! かえるさん=細馬宏通さんの待望の連載です!   ( 第1回から読む ) 歌のしくみ 第17回 感電する足 そういえばもう17回めだというのに、この連載で肝心なジャンルを一つ取り上げ損ねていたのに気づきました。それは「ロックンロール」。 ロックンロールを取り上げるとしたら誰がいいだろう? プレスリー? アイク・ターナー? ビル・ヘイリー? バディ・ホリー? いくつものビデオクリップを見直すうちに、突然、もうこの人しかいない、とひらめきました。 1965年に彼がベルギーのテレビ番組に出演したビデオを見て、もう断然決めたのです。このビデオの中で彼の足は明らかに、ロックンロールに感電している。どんな風に? まずは見てみましょう。 チャック・ベ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/02/15
    さすがレトリック上手いなー。ダックウォークのノリはまさに/ダンス史的にはスイングとかと並べたほうがよさそうな気も。両者の一番の違いはカットタイムかどうか(4ビートか2ビートか)であるように感じた
  • modern fart | 歌のしくみ 第8回「歌になる理由」

    ある時は大学で身体動作の研究者。ある時はバンド「かえる目」のボーカリスト。 またある時はえーとパノラマや立体視や絵はがきについてめちゃくちゃ詳しいおっさん! かえるさん=細馬宏通さんの待望の連載です!   ( 第1回から読む ) 歌のしくみ 第8回「歌になる理由」 こんにちは。細馬です。 前回は、『愛しのクレメンタイン』という、ずいぶん古めかしい歌をとり上げました。同じメロディを何度も繰り返す、単純だけど楽しい歌。今回はそこから、もう少し時代を下って、二十世紀前半の歌がどんな風になったか、見てみましょうか。というわけで、とりあげるのは、ジュディ・ガーランドの『虹の彼方に』(1939年)です。これまた古い歌ですが、いまでもいろんな人がカバーしてるから、みんな知ってるでしょう? じゃ、知ってる人は出だしを歌ってみて下さい。さんはい。 「サームホェアー、オーバーザレインボウ」 そう、普通はそう歌

    modern fart | 歌のしくみ 第8回「歌になる理由」
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2013/03/13
    Over the Rainbowとお正月のレトリックが同じとは気が付かなかったなーw
  • modern fart | 歌のしくみ 第四回「人にやさしく」

    こんにちは。少しごぶさたしてました。細馬です。 こんにちは、と挨拶するところから会話が始まるのだとしたら、歌はどこから始まるのだろう。 それはイントロからでしょうか、それとも、歌声が聞こえだしたところからでしょうか。今回とりあげる曲は、ブルーハーツの『人にやさしく』です。 わたしはいまも昔も、新しい曲にはめっきり疎くて、自分で何をきくか決めるよりも、誰かに薦められるままにきくことが多いのですが、問題は、その薦めてくれるのが誰か、ということです。20才代の頃、いちはやく今きくべき曲を薦めてくれたのは、大学のセンパイのKさんでした。そのKさんがある日例によって「いや、ホソマくんねぇ」と言って、とあるバンドのデビュー曲の話を始めました。それも、話だけでなく、これがもうすごいのよ、と、その出だしをわたしにわざわざ歌ってくれるのです。 「きーがーくーるーいーそーおー、って曲なんだよ」。 興奮のわ

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/12/25
    ブルーハーツでもレコードでシングル出てたんだなあ(そこか
  • modern fart | 歌のしくみ 第三回 青春のしずめ方

    すーすーしーしー。 こんにちは。細馬です。前回、サ行の話を書いてからというもの、どうもサ行の音が気になってしまい、ときどき、すーとかしーとか口にしてはハテナと首をかしげているのです。もしかして読んだみなさんもそうだったりするでしょうか。 どうも、同じサ行でも「し」はちょっと違います。 それもそのはず、サスセソとシでは、そもそも発音が違います。サスセソは歯と歯の間から音を出す、つまり「S」音で始まりますが、シは舌を口の上のほう(上口蓋)に近づけてそこで摩擦を起こす、つまり「SH」で始まります。当然響きも違います。試しに声をふるわさずに、ナイショのひそひそ声で「すーしー!すーしー!」と言ってみて下さい。「すー」はちょっとつつましく、一方「しー」の方は大きく、遠くまで響きますよね。 というわけで、今回はこの「し」、しずかに!の「し」、しーんの「し」、その始まりである「SH」の歌の話です。

  • modern fart | 歌のしくみ 第二回「やさしさは成就する」

    こんにちは。細馬です。 前回はいきなりボサノヴァだったのですが、今回は多くの人になじみのある曲をとり上げようと思います。それは荒井由実の「やさしさに包まれたなら」です。 シンガーソングライター、つまり、詞と曲と歌を一人で作る人の身の上には、どんなことが起こっているでしょう。もちろん、人や作品によって、詞だけが先にできたり曲だけが先にできたりするでしょうから、作品のできる過程は少しずつ違う。でも、たぶん、一つ共通することがあります。それは曲ができあがる前に、その人はきっとできかけの歌を、何度も口ずさみ、少しずつ細部を変えていくだろう、ということです。 誰かが作った詞や曲を、歌手が自分の判断で勝手に変えるというのは、なかなか難しいことです。でも、シンガーソングライターなら、人前で歌うまでが(あるいはレコーディングが終わるまでが)、歌作りになります。ことばのてにをはを変えたり、単語を入れ替え

    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2012/11/12
    ユーミンの「やさしさに包まれたなら」の音韻分析。やおきさんのお手本になりそうな文章。著者の方に覚えがあると思ったらユリイカのミク特集に寄稿された方だった
  • modern fart | 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」

    ある時は大学で身体動作の研究者。ある時はバンド「かえる目」のボーカリスト。 またある時はえーとパノラマや立体視や絵はがきについてめちゃくちゃ詳しいおっさん! かえるさん=細馬宏通さんの待望の連載です! 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」 こんにちは。細馬といいます。 人の動作のことを考えたり、歌をつくってたりしています。 動作のことを考えるときも歌のことを考えるときも、そのしくみのことが気になっています。動作や歌は、機械とは違って、空間の中に最初からすべてがどんとあるわけではない。時間の中にさっと現れて、ふくらみ、しぼみ、形を変えていきます。わたしたちは、動作や歌があたかも空間の中に線や面や立体を掃いていくように感じます。が、それは、わたしたちが、少し前の時間にあったことを覚えていたり、いまある形から次の形を予想することで、消えてしまったこと、まだ現れていないことを、まるで

    modern fart | 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」
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