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ブックマーク / chuokoron.jp (2)

  • 2010年代ヒット漫画に見られる饒舌と沈黙。だから炭治郎は感情や思考をはっきり語り続ける|文化|中央公論.jp

    2010年代ヒット漫画の台詞回しには、意識の流れを見せる「饒舌」と、言葉の不在が際立つ「沈黙」という2つの特徴が見られるという。一体どういうことなのか、具体的な作品を交えながら論じる。 (『中央公論』2021年10月号より抜粋) 『鬼滅の刃』とヒカキン 2010年代の漫画にはどんな特徴があるだろうか。すべてを読み通すことができないほど多数出版されていることを思えば、一概に語れるものではない。だが、目立った傾向を取り出すことは可能だ。ここでは、台詞回しに注目することにしたい。 ここ数年で最も話題になった作品の一つである吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)の『鬼滅の刃』(2016ー20/発表年〔以下、同〕)には、登場人物が、自身の状態や考え、感覚などそのまま語り伝えるという特徴がある。一例を挙げよう。「視界が狭まる 目が見えづらいぞ 呼吸を・・・乱発しすぎたせいか? 耳鳴りが酷い 体中に激痛が走って

    2010年代ヒット漫画に見られる饒舌と沈黙。だから炭治郎は感情や思考をはっきり語り続ける|文化|中央公論.jp
  • 谷川嘉浩 異世界系ウェブ小説と「透明な言葉」の時代|文化|中央公論.jp

    異世界ものコンテンツに見られる長くて特殊なタイトルは今、冷凍品やコンビニ商品にも浸透しつつある。その特徴は、「看板」の役割を果たすだけでなく、内容をも語り示す「透明性」にあるという。京都市立芸術大学特任講師の谷川嘉浩さんが論じる。 (『中央公論』2022年2月号より抜粋) 国民文学としての「異世界もの」? ゼネコン勤めの37歳独身男性の三上悟は通り魔に刺され、薄れゆく意識の中で無機質な声を聞く。次に意識を取り戻したとき、自分が異世界でスライムという魔物に生まれ変わっていることに気づいた。 カタリナは、家柄のよさと親の溺愛で高慢な少女となったが、転倒した際に現代社会で女子高生だったときの記憶を思い出し、今生きているのが、当時遊んだ乙女ゲームの世界であり、ゲーム内で破滅へと向かう悪役が自分であることを悟る。 それぞれ、2013年と14年に小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた『転生した

    谷川嘉浩 異世界系ウェブ小説と「透明な言葉」の時代|文化|中央公論.jp
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2022/02/17
    コンビニ商品名との比較はなるほど感。炭治郎の饒舌さの話ともつながるんだろうけど,どうしてこうした透明さが要請されているのかは今後の連載を待つということかしら
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