エリントンの「シェイクスピア組曲」として知られる、『サッチ・スウィート・サンダー』。この「青いイナズマ」ならぬ「甘い稲妻」、いったい何を意味しているのだろう? 今回はこのタイトルについて考えてみる。 Such Sweet Thunder アーティスト: Duke Ellington 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts. 発売日: 2008/03/01 メディア: CD 購入: 2人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (1件) を見る この組曲は、1956年のストラトフォード・フェスティバルのために依頼されて書かれた作品であり、LPは翌年の57年にリリースされた。『女王組曲』と並んでエリントンの「組曲志向」が顕著に現れた作品でファンも多い。 「such sweet thunder」という曲名が顕著に響くのは、4小節のブリッジ部分。全楽器のトゥッティが、あたかも突然の
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