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ブックマーク / shiba710.hateblo.jp (11)

  • アフターコロナの世界で「戦争に反対する」ということ - 日々の音色とことば

    これも今のうちに書きとめておこう。 新型コロナウィルスへの感染拡大に対して、欧米各国の首脳が「戦争」という言葉を使っている。 その言葉に、なにか違和感がある。骨が喉につかえるような、ちょっとした引っかかりを感じる。なんだろう、これは。 「これは戦争だ」「私は、ある意味、自分のことを戦時下の大統領だとみなしている」(トランプ米大統領) www.bbc.com 「われわれは戦争状態にある」「直面しているのは他の国や軍ではない。敵はすぐそこにいる。敵は見えないが、前進している」(マクロン仏大統領) www.newsweekjapan.jp 「我々は戦時下の政府のように振る舞う必要がある」(ジョンソン英首相) www.bbc.com もちろん、緊急事態であるのは間違いない。各国で甚大な被害が広がっている。そして医療従事者は“前線”にいる。重篤化したCOVID-19の患者を救うために日々戦っている。

    アフターコロナの世界で「戦争に反対する」ということ - 日々の音色とことば
  • 星野源とRADWIMPSが対峙してきた「邪悪」について - 日々の音色とことば

    久々のブログ更新。いろいろと〆切を抱えててこっちに書く時間がなかなかとれないんだけど、これはちょっと記録しておかざるを得ないよね。 だって、11月から12月にかけての1ヶ月のうちに僕の観測範囲の中心である日音楽シーンから、素晴らしいアルバムがどんどんリリースされているわけだから。ちゃんと自分なりにそれをどう受け止めたかを書き記しておかないと、流れていってしまう。 そういうことのために僕のブログはあるのでね。 まずはなんと言っても、星野源『POP VIRUS』。まあ年間ベスト級の一枚であることは間違いないでしょう。 POP VIRUS (CD+Blu-ray+特製ブックレット)(初回限定盤A)(特典なし) アーティスト: 星野源 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント 発売日: 2018/12/19 メディア: CD この商品を含むブログ (2件) を見る 三浦大知『球体』と新曲

    星野源とRADWIMPSが対峙してきた「邪悪」について - 日々の音色とことば
  • 「笑ってはいけない」と「笑えない」ということの話 - 日々の音色とことば

    今日は「笑ってはいけない」の話。 年明けから物議を醸しているけれど、人権とか差別とか、そういう話は置いておいて、あれを観て感じた、今の時代に「笑える」と「笑えない」の基準が変わりつつあるんじゃないかという話。 【ガキ使速報】 浜田が着替えたらエディ・マーフィーになりました。#ガキ使 pic.twitter.com/OstIKlP5Vq — ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! (@gakitsukatter) 2017年12月31日 年末恒例のお笑い番組「笑ってはいけない」シリーズは、今年は『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』。僕はいつも紅白歌合戦を観ているのでリアルタイムで観てはいないのだけど、後日放映された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』で総集編をちょっと観た。 www.happyon.jp 正直言うと、少しも笑えなかった。 前から嫌いだったというわけじゃな

    「笑ってはいけない」と「笑えない」ということの話 - 日々の音色とことば
  • 『君の名は。』は、何故ここまでヒットしたのだろうか - 日々の音色とことば

    ■「オタクとリア充」みたいなことじゃない 『君の名は。』を、もう一度観てきた。 www.oricon.co.jp 正直、ここまでヒットすると思ってなかった。興行収入ランキングは3週連続1位。累計では早くも動員481万人、興収62億円を記録している。すごいことになっている。『シン・ゴジラ』も社会現象的なヒットを巻き起こしたけれど、それを上回る成績。評判もすこぶる良い。 なので、今日は『君の名は。』について、ちゃんと書いておこう。僕も試写で観たときには絶賛モードだったけど、ここまでの現象を巻き起こすことは予期してなかった。 なんでこの映画はここまでヒットしたのか? 批評家の東浩紀さんは『君の名は。』のヒットについて、『シン・ゴジラ』とあわせて、こうツイートしている。 シン・ゴジラと君の名は。を見て思ったのは、ひとことで言えば、オタクの時代は終わったんだなということですね。第一世代のガイナックス

    『君の名は。』は、何故ここまでヒットしたのだろうか - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2016/09/14
    川村元気プロデューサー "作家性の強いアーティストに「映画のための音楽」を作らせる手腕。さらに主題歌と劇伴を同じアーティストが手掛けることによって、映画と音楽が密接に関わりあう作品に仕上げる手腕"
  • ストリーミングの時代において、音楽カルチャーはどう変わるのか - 日々の音色とことば

    いよいよApple Musicがスタートしましたね。 まず、最初に気付いてツイートしたこれが1000RT越えてビビった。 こうしてみると、今の時代の「音楽」をあらわすイメージは「音符」でも「ディスク」でもなく「たくさんの手が上がっているライブの光景」なんだな、ということがよくわかる。 pic.twitter.com/rapGF0k32i— 柴 那典@新刊『平成のヒット曲』発売 (@shiba710) 2015年7月1日 これはもう、当にそういうことなんだと思う。 AWAもApple Musicも、このデザインを選んだということは、ここに何か象徴的なものを感じていたからだろうし。 というわけで、今日はApple Musicが発表されて、さてどうなったでしょう、これから先どうなっていくでしょう、という話です。 ■潮目が変わった2015年 shiba710.hateblo.jp これを書いてい

    ストリーミングの時代において、音楽カルチャーはどう変わるのか - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2015/07/03
    プレイリストとしてのアルバムでなくそのコンセプトが重要になる、歌詞カードが記憶のキーとして重要になるのでリッチ化する、文脈や価値を堅実に読み解く批評が求められる、のではないかといった未来予想。興味深い
  • 「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか - 日々の音色とことば

    こないだ飲み会で熱く語ってたら「それブログに書いたらいいじゃん」と言われたので書きます。 今回の話は、2015年初頭を席巻したお笑い芸人・8.6秒バズーカーのネタ「ラッスンゴレライ」について。3月23日、デビュー最速となる大阪・なんばグランド花月での単独公演のチケットも即完したとか。あのネタのどこが面白かったのか?という話。でも僕はそこまでお笑いに詳しいわけではないので、あくまで音楽的な切り口から。まずは公式動画を。 【公式】8.6秒バズーカー『ラッスンゴレライ』 - YouTube あれを見て「どこが面白いの?」って言う人、沢山いたと思うんです。たとえばビートたけしが「バカ大学の文化祭」と一刀両断してたり。 news.livedoor.com 松人志が「別におもしろくはない」「これは“曲”ですよ。みんなやりたがる、手拍子したくなる」と批評してたり。 www.oricon.co.jp た

    「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか - 日々の音色とことば
  • サム・スミスとグラミー賞、アメリカと日本について - 日々の音色とことば

    ずいぶん久しぶりになっちゃった。今日はグラミー賞の話。そのことが象徴する、アメリカの社会の潮流が徐々に変化してきたってことと、じゃあそのへん、今の日はどうなのよ?って話。 ■マックルモア&ライアン・ルイスからサム・スミスへの流れが象徴するもの こないだ第57回グラミー賞のノミネートが発表された。授賞式は来年の2月。ビヨンセやファレル・ウィリアムスも注目を浴びてるけれど、今年の注目はダントツでサム・スミスだと思う。主要4部門を含む最多の6部門にノミネートされている、イギリスはロンドン出身の22歳のシンガーソングライター。今年『イン・ザ・ロンリー・アワー』でアルバムデビューを果たしている。 イン・ザ・ロンリー・アワー アーティスト: サム・スミス 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック 発売日: 2015/01/21 メディア: CD この商品を含むブログを見る 僕は彼の音楽がほんと

    サム・スミスとグラミー賞、アメリカと日本について - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/12/21
    リベラルなものがかっこいいものとして成立してるの、確かに大きな違いが感じられる。提示の仕方が上手いのか、価値観が違うのか。E・スポルディング"Our America"は右と齟齬が出ないようになってたが
  • 音楽の「コピーできない体験」はライヴだけじゃない、という話 - 日々の音色とことば

    今日は音楽と「複製」にまつわる話。 「THE BIG PARADE」でも「URA PARADE」でも「体験は複製できない、だから(もうみんな言ってるけど)これからはライブだ」ということを、いろんな人が言っていて。もちろんその通りなんだけど、もう少し分解すると、複製できないのは「時間」と「関係」であると思うのですよ。 — 柴 那典 (@shiba710) 2014, 9月 13 というようなことについて書いていこうと思ってます。ちなみに「THE BIG PARADE」というのは、代官山で行われている「音楽×IT」がテーマのフェス。 THE BIG PARADE 2014 ザ・ビッグ・パレード2014 僕も9月13日にクリプトン社の伊藤社長とトークセッションで登壇しました。14日、15日もいろんな面白いセッションがあって、いくつかはニュースにもなってるみたいなので、興味持った人は是非調べてみて

    音楽の「コピーできない体験」はライヴだけじゃない、という話 - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/09/14
    「関係」の実例をもっとあげるとしたらなんだろう。コンテクストや環境とパラフレーズできる?
  • ロックフェスと「戦争反対」について - 日々の音色とことば

    ■フェスの「レジャー化」が前提になった2014年 ROCK IN JAPAN FESTIVALに行ってきました。 今日の話はそこで感じたことについて。基的にこのフェス、参加者にとっては楽しくて過ごしやすい素敵な場所だと思っているのです。そして同時に、そうやって進化してきたことで、非常に特殊なフェス文化圏を持つ場所になっている。そのことについては、下記の記事で書きました。 RIJフェス、セカオワが大トリを務めた意味とは? カギは「世代交代」と「テーマパーク化」 - Real Sound|リアルサウンド http://realsound.jp/2014/08/post-1079.html そこでも書きましたが、今回は運営側による「サイリウム・ペンライトなどの発光物使用、過度なパフォーマンスや応援行為の禁止」という掲示がネット上でかなり波紋を呼んでました。でも実は、現場ではそんなに騒ぎにはなっ

    ロックフェスと「戦争反対」について - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/08/19
    一人ひとりの心への語りかけとか祝祭のコムニタスって確かに音楽がもっている(ささやかな)力だなと
  • 『アナと雪の女王』とグローバルポップの新潮流 - 日々の音色とことば

    (画像は公式サイトから) ■マルチデバイスのパッケージ すごいことになってる。7月16日に発売された『アナと雪の女王』のMovieNEXが初日で66万枚売れたというニュース。おそらくこれは初週で100万枚いくでしょう。 オリコンの調べによると、2014年7月16日に発売となった「アナと雪の女王」MovieNEXが発売初日だけで66万1000枚を売り上げ、オリコンデイリーBlu-ray Discランキングでいきなり首位を獲得した 過去のどの作品よりも売れてます:「アナと雪の女王」MovieNEX、発売初日だけで66万枚――BD累積売上の記録更新 - ITmedia LifeStyle http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1407/16/news145.html 思わず僕も昨日買ってしまった。 「MovieNEX」って、DVDとBlu-Ray

    『アナと雪の女王』とグローバルポップの新潮流 - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/07/17
    ジャズ・スタンダードにはディズニーの曲も多いのだけど昔は権利関係ゆるかったのかな
  • 「一人で聴くもの」としてのCDと 「みんなで楽しむもの」としてのライブ、という話 - 日々の音色とことば

    ■「楽しさ」の理由 今日は、前回の「ポップソングが『閉塞感』から『楽しさ』を共有する時代へ」という話への反響から考えたこと。そして、去年に書いた「J-POPの高速化」の続きのような話。 予想していたことだけれど、前回の記事は「そうそう、確かに」というものから「何言ってんの?」まで、賛否両論というか、かなりパックリと反応がわかれました。 しばなてんさんのこのブログ、凄くすっきりした。私も去年の「恋チュン」あたりからぼやっと感じてたことを整頓してくれていました。 http://t.co/IadYpJ75UH — 佐藤 彩 (@kimiwomatuaida) 2014, 6月 18 「肌感覚レベル」のこの変化、ここ一年くらいで俺もすごく感じてた。実際はどうか分からんけど世の中が明るくなってきてる気がする。街のポップソングが「閉塞感」ではなく「楽しさ」を共有する時代へ/日々の音色とことば: htt

    「一人で聴くもの」としてのCDと 「みんなで楽しむもの」としてのライブ、という話 - 日々の音色とことば
    ja_bra_af_cu
    ja_bra_af_cu 2014/06/26
    野球場やサッカー場で終始演奏され歌われる応援歌・曲、カラオケ、フォークソング、アイドルコンサートでのコール、といろいろ類例が思い浮かぶ。ロックや一部のポップスのトレンドがそっちに動いてはいるのだろうか
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