こだわりサーモン、続々=本場欧州でも高評価 こだわりサーモン、続々=本場欧州でも高評価 サンドイッチやオードブルなどで人気のあるスモークサーモンの品質競争が国内で激化している。本場・欧州のコンテストでお墨付きを得た商品も登場。味の良さと安全性の高さを訴えて、不況による高級食材離れを吹き飛ばそうと各社は躍起だ。 極洋は昨年、塩と砂糖、木材チップによる伝統的な製法を導入した新製品を開発。養殖サケ類特有のにおいを抑えた技術なども評価され、欧州の総合食品コンテスト「モンドセレクション」で今年、金賞を受賞した。保存技術の向上で、塩分を従来の半分近くに低減させたことも特徴という。刺し身のような食感で「ハムなどの横から鮮魚売り場に移して売り上げを伸ばした量販店も多い」と同社。今後は欧州へも売り込む。 一流ホテルやデパ地下を取引先に持つ王子サーモン(東京)も今年、欧州で高い評価を受けた。養殖場の水質や
最近、なんだかバームクーヘンが人気である。 1960年代半ばから結婚式の引き出物として重用されながらも、「もらってもたいしてうれしくないお菓子」というありがたくないイメージを長らくいただいてきたが、2、3年前から状況は一変。バームクーヘンに特化した複数の人気ブランドが台頭し、見事復権を果たすに至った。 短い絶頂期と延々と続いた低迷期。その毀誉褒貶とは関係なく、40年以上もただひたすらマイペースでバームクーヘン作りに打ち込んできたのが、東京・世田谷の洋菓子ヴィヨンの大年壮社長だ。 「昔のブームの時は、人気に乗じてほとんどの洋菓子店が我も我もとバームクーヘンを取り入れたものです。切り口が年輪にさえなっていれば売れた時代でした。でも、あんまり美味しくないものが多かったから、人気が下火になっちゃったのも仕方なかったのかな」 そう淡々と語る大年社長が作るバームクーヘンは、「食べるときに水がいらない」
昨年9月のリーマンショックを境に、今回の不況は深刻さを著しく増した。モノやサービスの需要が急減。まるで跡形もなく消失してしまったような急激な落ち込みぶりから、「需要蒸発」という表現がメディアで踊った。 この異常事態を受けて、商品の大幅な値下げや特売によって、なりふり構わず需要を喚起しようとする動きが、小売りを中心に拡大。それに伴って消費財メーカーの多くが、自社製品の値下げを余儀なくされている。 そうした中、価格が多少高くても質の良い製品やサービスに購買意欲を示す「品質フォーカス層」の消費者にターゲットを設定。そして、利益を十分に確保できる価格で製品やサービスを提供し、業績を拡大している。そんな消費財メーカーや小売りの実例を、前回まで見てきた。 今回の不況で需要蒸発に見舞われているのは、一般消費者を相手とする消費財メーカーや小売りだけではない。企業向けに、生産設備や部品、素材を提供している生
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く