徳島の特産品の一つ、ハモ。だが、高級イメージや骨の処理が面倒なこともあってか、県内でも家庭で気軽に食材に使う習慣はあまりない。そこで、地元の人にハモを食べてもらって消費拡大につなげようと県内有数の産地・小松島市で27日、新作の「ハモランチ」の試食会があった。まずまずの評判だった。 (大隈悠) フリーマーケットやコンサートの開催などで街おこしを図るNPO法人「港まちづくりファンタジーハーバーこまつしま」が企画した。 会場は、フェリー乗り場だった建物の待合室を改装した「小松島みなと交流センターkocolo」(小松島市小松島町)。近隣農家が作った野菜や果物を扱う即売所やフリーマーケットがあり、同NPOが運営している。 用意したハモランチ(500円)は30食。先着順に一般から予約を受け付けた。内容は、素材の味を引き出すため薄味にした炊き込みご飯「ハモ飯」や、衣に小松島産の米粉を50%混ぜて