●日本にはイタリアと同様に「匠の技」が生産現場に生きている。ただし中小企業は大企業の下請けとして組み込まれていることが多く、自社製品を開発できないケースが多い。国際競争力をつけるには、価格競争に陥らず、日本の強みである現場の技術の高さを鍵にした価値競争をこそ目指すべきだ。 ●「ものづくり」のためには「もの語り」も大事。50代以上の技術者がもつ「匠の技」をいかに次の世代に継承するかが課題。ビジュアライゼーションは「ものづくり」のコスト低減を実現するばかりでなく、「もの語り」を効率的に行う手段ともなる。 ●「日本SGI Solution Forum '08 Autumn」の「Visualizationフォーラム」で、KEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏は、現場での職人的な知識・技術・創意工夫のレベルの高さを生かしてこそ、国際的なビジネスが可能になると語った。 奥山清行氏は、