35歳の節目、私は家を建てた。 会社のマドンナだった女性を妻にして、子宝にも恵まれ、平凡だが充実した毎日を送っていた。 自然な流れで、更なる幸せの象徴、そして家族の夢である「マイホーム」を手に入れようとした。しかし、この時悲劇がおきた。 まさか、東証一部上場企業勤務の私が「住宅ローン」でこんな絶望に追い込まれることになるとは。。。 サラリーマンなら住宅ローンは楽勝で通る。これは嘘だ。 過去、あなた個人に自分では見過ごすほどの小さなミスがあれば、いくらいい会社に勤めていても住宅ローンに通らない可能性がかなりある。 住宅ローンなんて実際に借りようと思わなければ、その業界にいない限り詳しくは知らないものだ。 家族や友人は、住宅の申込みをした時点で既に家は手に入ったと思っている。 住宅ローンが通らなかったなんて人には相談できないのだ。 私は本当に運良く、一度は落ちた住宅ローンを他行から借りることが