エアコン普及率2割弱の北海道 各社、暖房に商機 灯油高追い風 (12/30 08:55) 家電量販店には暖房機能が強化されたエアコンが並ぶ=ビックカメラ札幌店 大手電機メーカー各社はこの冬、寒冷地向けに暖房機能を強化したルームエアコンの北海道内の販売に力を入れている。エアコン普及率が低く市場開拓を狙えるためで、灯油価格が高止まりする中、販売数を伸ばしているメーカーもある。家電量販店は「価格競争が進めば、普及の追い風となる」と予測している。 電機各社によると、国内のエアコン普及率は全国平均が9割に達する一方、道内は2割未満。エアコンは買い替えサイクルが長く、本州では飽和状態に近い。このため各社は道内市場のシェア拡大に力を入れている。 三菱電機(東京)は、外気温が氷点下15度でも60度の温風が出せる機種を開発11月末に新モデルを発表し、道内向けのテレビCMも流して知名度アップに懸命だ。 パナソ