大阪市の橋下徹市長(大阪維新の会代表)は3日午後、辞職して出直し選挙をする考えを表明する。これに対し、民主党大阪府連は3日、候補者を擁立しない方針を確認した。自民党大阪府連も見送る方向で調整する。橋下市長は同日中にも辞職願を提出する方針で、投開票日は3月16日か23日になる見通しだ。 民主党大阪府連は3日午前、橋下市長の辞職に伴う出直し市長選の対応について幹部間で協議し、党として候補者を擁立しない方針を確認した。選挙を行うこと自体が「不当」と主張していく構えだ。府連幹部は「大義のない選挙だ。税金のムダ遣いで、市政の停滞を招く」と語った。 自民党府連も擁立を見送る方向で調整を始める。府連幹部は「大義がわからないのに候補者を立てる必要はない。独り相撲をやってもらったらいい」と述べた。