言うまでも無く、資産運用において、複利と消費のバランスは極めて需要です。 事業であれ、投資であれ、ある年に得られた「益」のすべてを将来のために再投資すれば、予測される将来の資産は極めて大きくなります(同時に割引現在価値も増加します)が、一方で、今使える資金はゼロになってしまいます。 逆に、ある年に得られた「益」のすべてを今消費してしまえば、今の満足は得られますが、予測される将来の資産は、全く増加しないわけです。 そして、私たち人間は、「いつか死んでしまう」わけですし、死ぬことまで考えなくても、年老いていく過程で、「できること」の選択肢がどんどん減少していきます。 さらに言えば、「いつ死ぬかわからない」わけですし、「いつ、できることの選択肢が減るのかわからない」わけですから、これらを考慮すれば、「今と将来のバランス」を取ることは極めて難しくなります。 以上のことは、資産運用に限ったことではあ