その二階・会議場のカリフォルニア・ボールルームで、SAE(米自動車技術会)の「ハイブリッド・ビークル・テクノロジー・シンポジウム」(2011年2月9-10日)「エレクトリック・ビークル・シンポジウム」(同年2月11日)が開催された。ここに、日米欧韓中印など世界各国の自動車メーカー、自動車部品メーカー、電気機器関連メーカー関係者が約500人集まった。 実は同シンポジウム初日の前日、米運輸省は「NHTSA-NASA TOYOTA study results (米道路交通安全局と米航空宇宙局によるトヨタ案件に関する報告)」を公開した。 ここでいうトヨタ案件とは、昨年世間を騒がせた、トヨタ(レクサスを含む)車の「Unintended acceleration (予期できない急加速)」についてだ。 今回の報告書の結論は大きく2つある。 1)「予期できない急加速」の原因は、電子制御ソフトウエアや同制御