リーンスタートアップ概説の2回目です。今回は、5/23 にサンフランシスコで行われた、Startup Lessons Learned カンファレンス(sllconf) での、エリック・リースの基調講演を、日本語訳しました。 おそらく、最新の一番わかりやすい解説になるのではないかと思います。エリックに連絡をとって、日本語訳の許可をもらって、ここに公開します。 友人の関口さんとSkypeで話をしていたら、実際にこのカンファレンスに参加していた!とのこと。急遽、共訳をお願いしました。
5/12 クラウドEXPOのIIJさんのブースにて、「今、なぜアジャイルが注目されるのか~クラウド環境での素早いスタートアップ~」と題してお話させていただきました。 いつものアジャイルのWhyの話、プロセス視点の話のあとに、新ネタとして Eric Ries さんのLean Startup の話を入れました。そして、その基盤として、ARC(Agile/Ruby/Could)につなげました。(今、Ericさんはなんと、ボルチモアで開催されている Railsconf のキーノーターとして話しているのですね!) いくつかキーとなるスライドを紹介します。 これは、下にScrumのループを示し、その上に「?」を描いています。「製品バックログはどこから来て、出荷可能ソフトウェアはどこへいくの?」という問いに答えようとしています。 ここはScrum的にいうと、「プロダクトオーナーの仕事」なんですが、ここは
アリスターコーバーンの新着記事『方法論の終焉』(End of methodology)の翻訳です。この翻訳は、twitterを使って数名で短時間で人力翻訳する、という実験プロジェクトでやってみました(末尾にその話)。 元記事は、こちら。http://alistair.cockburn.us/The+end+of+methodology アジャイル開発が「方法論」といった体裁からどんどんはなれ、「自分たちで自分たちやリ方を(Reflective=ふりかえり)どんどんよくしていく(Improvement=改善)そんな枠組み(Framework)」になっていったことに、一つの名前を与えようとしている。そんな話です。この名前自体(当然その日本語も)まだ良いものではなく、新しい名前がこれにつくことの前兆となる記事だと思っています。 方法論の終焉(End of Methodology) by Ali
サンフランシスコ周辺で最近大きな話題になっている、リーンスタートアップ、について、簡単に導入解説したいと思います。 これによって、アジャイルは「既存の組織改革」という1つの出口から、「新しい起業の創業(スタートアップ)」という、もう1つの大きなビジネスホームグラウンドを見つけたように思います。 この資料は少し古くて、2009年に Eric Ries が Web2.0. Expo にて発表したものの一部です。オリジナルスライドはこちら。 「ウォーターフォール」、「アジャイル」、そして「リーンスタートアップ」、という3段階で説明していきましょう。 ウォーターフォール型の製品開発モデルでは、問題が既知で、解法も既知、という前提にたっています。計画したことが計画通りにうまくいけば、それでOKという世界観です。 ここでの進捗単位は、工程を1つ進む、ということ。となります。計画駆動の進め方です。 これ
ぼくが株式会社チェンジビジョンを作ったときの夢は、「茂木さんのプロフェッショナルに呼ばれる」です。今日はその半分くらいが叶った気がした日でした。(写真は対談後、東京ドームホテル5F控え室にて) ぼくは、台風のお陰でタクシーにて10分遅れで会場に到着、なんと茂木さんをお待たせしてしまい、汗だくで走ってマラソン選手のように登場。そのまま、茂木さんのマシンガントークに押されながらも、応戦しました。普段の対談では、だいたいぼくはしゃべり負けないのですが、今回は7:3でしゃべり負けました!でも、茂木さんにWeb2.0的なものとはちがう、日本のソフトウェア開発業界もわかって頂けた気がしましたし、その上で、勇気をもらえる発言を引き出せたので、よかったと思います。 到着したとき、茂木さんは、「創造性=体験×情熱意欲」という話をされていました。この部分はぼくは聞いていないのですが、「体験」の部分がさすが、茂
アジャイル開発の中の1つのプラクティスであるTDD(Test Driven Development、テスト駆動開発)に使われるユニット・テスト、というものの役割について、よくテスト界の人との意見の相違がある。テストとしての完全性、や、品質保証についての考え方から見ると、テストとは呼べないのでは?ということ。 最近、アメリカテスト界の有名人であり、アジャイルコミュニティへの貢献も大きい、Brain Marick(www.testing.com/cgi-bin/blog) 氏とメールで話す機会があった。 アメリカでのコンセンサスは、TDDのテストはテストとしては二義的であり、一義的には、「設計ツール」だ これは、以前「テストの役割=進捗管理+設計戦略」 blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2005/08/sd4__c05e.html で 紹介した、t-wadaさんの「テス
牛尾さんの記事「モデリング・リファクタリングのススメ」です。 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20070612/274464/ これはすごい。プログラミングレベルの概念である「リファクタリング」を、業務フローの記述に援用し、しかも、「不吉なにおい」と「リファクタリングカタログ」までついているではないですか! 要求開発では、ITシステムの要求を獲得する過程を「収集」(そこにすでにあるものを拾ってくる)のではなく、「開発」(ビジネス価値から作り出すもの)と捕らえることで、システム開発が培ってきた手法を延長しようとしています。そして、今回、システム開発の手法の1つであるリファクタリングを、今回要求開発に延長しています。(それ以外にも、モデリングやUMLもシステム開発から持ち込んでいます) でも、私は、この記事のすばらしいところは、ナレッジを
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