<無差別テロも可能な「DIY銃」の普及が止まらない。「武器所持は普遍的人権」と主張する開発者だが、ネットの匿名掲示板には人種差別や女性蔑視にまみれた「孤独な素顔」が──> 毎年イースター(復活祭)の日曜日に、アイルランドの共和主義者は1916年のイースター蜂起に思いをはせる。しかし、2022年の追悼式典は異様な雰囲気だった。 参加者の中に、目出し帽をかぶって全身黒ずくめの男が4人いたのだ。彼らは「真のIRA(アイルランド共和軍)」を名乗る過激派組織の分派のメンバーだった。テロ問題の専門家が注目したのは、そのうちの2人が所持していた武器だ。 北アイルランドの準軍事組織のメンバーが3Dプリンター製の銃(FGC半自動小銃を22口径に改良したモデル)を手にしている姿が公に目撃されたのは、初めてだった。 April 2022, Belfast, Northern Ireland: Two membe