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ブックマーク / toshio.typepad.com (45)

  • 初の本格的自伝「音楽は自由にする」by 坂本龍一

    たとえば、「戦場のメリークリスマス」に割かれる分量よりも、「ラストエンペラー」についての分量のほうががかなり多い。YMOについては触れられていて、どういう気持ちで参加したか、については結構語られるが、その後の大ブームについては淡々としている。一方で、細野、高橋との確執についても語られていて、"CUE"についての複雑な思いというのは、知られているけど、教授の目線で素直に語られているあたりはファンにとっては、改めて、おお!という感じかもしれない。 長年のファンとしては、どこかで聞いたり、見たりした話ではあるけど、今一度、自伝という形で読むと、坂龍一の人生(の一部)がひとつの流れ(フロー)として俯瞰できて大変興味深い。

    初の本格的自伝「音楽は自由にする」by 坂本龍一
  • オバマ政権スタッフがホワイトハウスで見た「テクノロジーの暗黒時代」とは? 

    20日(現地時間)に第44代アメリカ大統領に就任したバラク・オバマ氏。 最新のテクノロジーを自在に駆使していたオバマ陣営のスタッフたちも、ホワイトハウスに入り、オバマ政権のスタッフとして働き始めた。彼らがホワイトハウス入りして見たものは、「テクノロジーの暗黒時代」だった。 Washington Post紙の記事によると、オバマ政権のスタッフがホワイトハウスでみたのは、古びたWindowsパソコン、つながらない電話、外部メールアカウントの使用禁止…。 スタッフの一人は、ゲーム機にたとえて、「まるでX BOXの時代から一気にAtari時代に戻ったみたい」だ という。 スタッフらは、これまでMacを使ってきたのだというが、ホワイトハウスには6年前のWindowsパソコンしかなく、ノートブックパソコンの数も足りないのだという。 就任式以外にもさまざまなイベントがあった20日だったが、Whiteho

    jazzanova
    jazzanova 2009/01/26
  • 呆れたSony BMGのDRMフリー計画 アルバム単位のみの販売 1月15日スタート

    Sonyというのはどこまでデジタル革命を無視しようというのだろうか? あるいは、当に、世の中が見えていないのかもしれない。 先日Sony BMGが4大メジャーレコード会社のなかで最後にDRMフリーのデジタル楽曲販売を決断したという エントリーをアップしたばかりだが、その詳細が発表された。 それによると、Sony BMGは、アルバムに相当するPlatinum MusicPassという12.99ドルのプラスチックカードを販売し、ユーザーはカードに記載されているコードを入力することでアルバム収録曲(DRMフリー)をダウンロードできるという。 (Sony BMGの"Platinum MusicPass" courtesy of Sony BMG) 1月15日のスタート時には、Alicia Keys、Avril Lavigne、Bruce Springsteen、Chris Brown、Carri

    呆れたSony BMGのDRMフリー計画 アルバム単位のみの販売 1月15日スタート
  • GoogleのCloud Computingの秘密 27歳が指揮する次世代革命

    Cloud Computingといえば、「あちら側」にあるコンピュータパワーを利用してさまざまな処理を行うこと。 一番分かりやすい具体例としては、グーグルの検索が挙げられるだろう。検索では、サーバはどこにあるかわからないが、インターネットの「雲」のどこかで演算され、検索結果を引き出して、目の前のウェブページに結果として表示される。 概念としてクラウド・コンピューティングを少し理解しても、現実に、グーグルがどのようにCloud Computingを推進しているのか、よく分からないというのが正直なところではないだろうか。 (一説には、グーグルの「雲」は100万台以上の安価なサーバで構成されているという) Business Weekのカバーストーリー"Google and the Wisdom of Clouds"は今のグーグルで起こっていることを、垣間見せてくれる好企画である。 (Busine

    GoogleのCloud Computingの秘密 27歳が指揮する次世代革命
  • Newsweek記事、「Appleはなぜ日本企業ではないのか?」にみる日本論

    Newsweekの記事"Why Apple Isn't Japanese"が面白い。これは、しかし、Appleについての記事ではなく、デジタル革命での敗戦の色濃い日企業についての記事である。 iPodやiPhoneで世界を席巻するApple。だが、こ小型電化製品の市場というのは、来、日企業が得意だったハズ、それがデジタルになった瞬間に、なぜ日企業は太刀打ちできなくなってしまったのか。 20世紀最後期にNTTドコモがiモードの成功を世界展開しようとして失敗したのはなぜか。 それは、iモードの操作が、日以外では受け入れられなかったからであり、それは、ドコモの首脳陣に 日人しかいなく、世界マーケットの人々が何を欲してるか理解できなかったからだ、とする。 ソニーのデジタル音楽シーンでiPodの独走を許したのは、自社グループ内の音楽セクションに配慮して、 複雑なライツマネジメント機構を導

    jazzanova
    jazzanova 2007/12/11
  • マイクロソフト、Facebookに2億4000万ドル出資へ 評価額は1500億ドルに

    ネット企業として今最も注目を集めているのは、Facebookである。FacebookはいわゆるSNSに分類されるが、mixiなどと比べると、趣が異なっており、今年の春以降、オープン戦略をとってから、成長が著しい。 この注目企業"facebook"をめぐって、ネット巨人のGoogleYahooMicrosoft、AOLが"四つ巴"になって、出資や買収などの可能性を探ってきた中、ついに、ひとつの契約がまとまったという。 報道によると、マイクロソフトは、Facbookの1.6%の株式を2億4000万ドルで取得するという。 これは、Facebookの株式全体の評価額を1500億ドルと見ることになり、推定で1億5000万ドルしか売り上げが ないとされる会社の評価としては、驚愕の金額となっている。 (昨年10月にGoogleがYouTubeを買収した際の金額は、16.5億ドルであることを考えると、

  • Live Earth まとめ

    地球温暖化防止を訴える"Live Earth"が終わった。 オフィシャルパートナーのMSNによると、世界で900万以上のLive Earth動画ストリームを配信したという。 テレビでは、アメリカはNBCが関連チャンネルも動員して放送し、BBCもBBC1とBBC2で放送した。 もちろん、全部のパフォーマンスを見たわけではないが、ロンドンのラストアクトを務めたマドンナがベストだったのではないか、と個人的に思っている。 マドンナの1曲目は、Live Earthのテーマ曲の"Hey You"、続いて、"Ray of Light","La Isla Bonita","Hung Up"の完璧なパフォーマンスでロンドン会場を締めくくった。 (マドンナは自身のブログに早速、自身のライブ映像をアップしている。このあたりはさすが) ほかにも、ロンドン会場は恵まれていて、レッチリ、ビースティー、フーファイターズ

  • YouTube共同創業者、ワシントンでの公聴会デビュー

    YouTube共同創業者のChad Hurley氏が10日(現地時間)、アメリカ連邦議会下院のエネルギー・商業委員会の通信・インターネット小委員会での公聴会に出席し、「動画の未来」について証言、"ワシントンデビュー"を果たした。 下院小委員会は、YouTubeのHurley氏のほか、HD NetのMark Cuban氏、Sling Media幹部、Disney/ABC幹部、MediaFlo幹部など錚々たるメンバーが証人として出席した。 下院小委員会は、議長を務めるマーキー議員の開会の辞からはじまった。 その中で、「いまや誰もがビデオ発信できる」と指摘、議長はビデオカメラを取り出すと、議長の目線での公聴会出席者を撮影し、カメラに向かって手を振ることを求める"異例"の展開となった。議長は、撮影したビデオは、後にYouTubeにアップロードすると発言し、実際、この動画はYouTubeで視聴できる

    YouTube共同創業者、ワシントンでの公聴会デビュー
  • 共同創業者が語るFlickr開発秘話

    Flickrの共同創業者Caterina Fake女史が、今年2月にadaptive pathのMX San Francisco で行ったトークが、面白い。 Flickrは、もはや説明不要の写真共有サイトであるが、開発会社のLudicorpは、Flickrの前は、MMORPGゲーム"Game Neverending"を開発していた。(その後、2005年にYahoo!に買収されたことはご存知の通り) Caterina Fake女史は、この頃の話から始めて、なぜ、写真共有サイトを始めることになったのか、どのように機能を追加していったか、どのように自分たちのゴールを決めていったか、などを語っている。 面白いのは、Flickrを始めるに当たって、市場調査をしなかったという点。開発時には、写真サイトというのはあったが、 友人だけが閲覧できたり、最後はプリントアウトさせることを目的としているサイトしか

    共同創業者が語るFlickr開発秘話
  • NIN(Nine Inch Nails)のハイパープロモーションに学ぶ

    ロックバンドNIN(Nine Inch Nails)の音楽性は、正直よく知らない。しかし、これまでのロックバンドの枠組みを超えて、「面白いこと」をするバンドとしては気になる存在だった。 2005年4月に、"The Hand That Feeds"という曲をMacのGarageBand仕様で、マルチトラックを公開した時には、その試みに感心したし、実際に、自分なりのリミックスなどもしてみた。 さて、そのNINだが、先週に発売されたアルバムのプロモーションは大変手が込んでいて、もやはプロモーションではなく、その手法自体がアートなのではないか、とさえ思う。 今年に入って行われたコンサートでは、Tシャツにシークレットメッセージが入っており、これを解読すると、I am trying to believeという文章が浮かび上がる。これは、シークレットサイトiamtryingtobelieve.comのU

    NIN(Nine Inch Nails)のハイパープロモーションに学ぶ
  • Twitter Inc.設立、CEOはJack Dorsey氏、Evan Williams氏は共同創業者に

    Twitter Inc.設立、CEOはJack Dorsey氏、Evan Williams氏は共同創業者に Obvious社のプロジェクトだったTwitterだが、このほど分社化し、Twitter Inc.を設立した。 CEOは、Twitterをメインに開発していたJack Dorsey氏、Obvious社のEvan Williams氏は、共同創業者となったという。 ちなみに、Flickrには、Jack Dorsey氏がTwitterの開発初期段階に描いたと思われるメモがあがっている。 twitterという名前の代わりに、"My.Stat.us"というのが見える。 twttr sketch Originally uploaded by jack dorsey. (Twitterの開発初期のころと思われるスケッチ。なんか素朴な感じ) Obviously: Twitter, Inc. From

  • 米3大ネットワークのCBS、MSN、AOL、Joostに番組提供へ WSJ紙報道

    Wall Street Journalは、米3大ネットワークのCBSは、MSN、AOL、そしてJoostに番組提供をすることを、早ければ、 12日(現地時間)にも発表する、と伝えた。提供されるのは、"NCIS"、"CSI: Crime Scene Investigation"、夕方ニュースの "Evening News with Katie Couric"そして、いくつかのスポーツ番組になる見込みで、番組は、無料広告モデルで提供されるという。 CBSは、また、2月に発表された、NBC Universal-News Corp.のジョイントベンチャーにも番組を提供することを交渉中という。(CBSは元々、このベンチャー会社の発起会社に参画する話し合いをしていたが、発起会社への参加は見送っている) 番組提供サイトでの広告による収入のうち、CBSは、90%を取得することを、配信パートナーに要求してい

    米3大ネットワークのCBS、MSN、AOL、Joostに番組提供へ WSJ紙報道
  • Viacom、Google-YouTubeを10億ドルで訴える

    先月、YouTubeにアップロードされているMTVなど非認可動画10万を取り下げさせたViacomは、ついに、10億ドルの損害賠償を請求する訴えを、Google-YouTubeに対して起こした。 Viacomは、リリースの中で「非認可動画を掲載し、多くのトラフィックを集めて、広告収入を得るYouTubeのビジネスモデルは、違法であり、明らかに著作権法に抵触する」としている。Viacom関係の動画は、これまでに16万がYouTubeに許可なくアップロードされ、15億回視聴されたと指摘している。 YouTubeに対する訴訟は、大手メディアでは今回が初めてで、同様な訴訟はメディア企業から起こされるとみるアナリストがいる一方、これは、Viacomの交渉術の一つで、いずれ、訴訟は取り下げられ、なんらかの合意に達するとみる向きもある。 Viacom in $1 bln copyright suit

  • ポップカルチャー、最終戦争?

    MTVを傘下に抱えるViacomがYouTubeに不許可動画10万の削除を要請したのは2月の初旬。 その後、、大きな動きが出てきた。MTVは、KaZaaやSkypeの開発を行った、起業家Niklas Zennström氏とJanus Friis氏による動画サービス"Joost"(旧The Venice Project)に動画を提供すると、各紙が2月20日に伝えた。(Viacom Deal Will Allow Its TV Clips on Internet - New York Times) 25年の歴史を持つMTVは、新人にとっての登竜門で、MTVにビデオが流れるかどうかが生死を決めるといっても過言ではない時代が続いた。やがて、MTVでは音楽ビデオはなかなか見れない、と言われる時代を経て、いまや、新人歌手は、MySpaceやYouTubeを出発点とするようになり、MTVの価値は相対的

  • ベンチャーマインドを呼び覚ますYahoo!

    最近、めっきり元気のないYahoo!だったが、2週間ほど前の2月7日に発表した"Pipe"は、ネット界の大きな反響を呼んでいる。"Pipe"は、いわゆるMash-upを簡単に行うグラフィック・ツールで、たとえば、複数のニュースRSSを合成して、それを別の言語に機械翻訳して、吐き出すといったことが、パーツを組み合わせる感覚でできる。 (Yahoo! Pipes) Tim O'reillyは、この"Pipe"は「インターネットの歴史の重要なマイルストーンだ」と最大級の賛辞を送る。 さて、Yahoo!の最近の動きについて、Business Weekの記事、"Yahoo Taps Its Inner Startup"によると、Yahoo!には、現在"Brickhouseプロジェクト"なるものが進行中であり、元来Yahoo!が持っているベンチャーマインドを呼び覚まして、新しいアイディアやイノベーショ

    ベンチャーマインドを呼び覚ますYahoo!
  • Google流会議のための6か条

    とかく会議は非生産的なものの代表としてやり玉にあがる。 BusinessWeekの"How to Run a Meeting Like Google"という記事には、会議をどうやったら効率的で生産的なものにできるのか、Googleでの会議の進め方をもとに提示している。 Googleの検索製品担当副社長、Marissa Mayerさんは、1週間に70もの会議を主催しており、彼女の判断は、共同創業者のセルゲイとブリンにあげるかどうかの事前チェックポイントとなっている。 スーパー忙しいMayerさんの会議術ということを念頭に入れて、「6か条」をみてほしい。 以下、B3 Annex抄訳。 Google流会議のための6か条 ("How to Run a Meeting Like Google" by BusinessWeek) 1. 確固としたアジェンダを設定せよ Mayerさんは、会議に先立って、

  • YouTube、CEOインタビュー(動画)

    飛ぶ鳥を落とす勢いのYouTubeだが、1日1億ものビデオが視聴されているにもかかわらず、ビジネスモデルの不在があちこちで指摘されている。 はたして、CEOは、どう考えているのか。CBSのMarketWatchにCEO兼共同創業者Chad Hurley氏(29歳!)へのインタビューが動画で見られる。 動画インタービューのいくつかのポイントを以下に列記。 ・YouTubeはプロ・アマ問わず、みんなが参加できるプラットフォームだと考えている。 ・何が面白いかはユーザーが決める。そのプロセスも開かれている。 ・YouTubeは世界中にメディアを届ける次世代型プラットフォームを提供している。みんながそれぞれの視点を世界に届けることが可能になる。 ・NBC以外のネットワーク、映画会社、レコード会社と現在、可能性について協議している。今後、エキサイティングな発表ができると思う。 ・YouTubeは、

  • CNNもiTunes Music Storeで番組販売

  • ドキュメンタリー"Google - Behind the Screen"

    Googleについてのドキュメンタリー"Google - Behind the Screen"を見た。(GUBAサイト) これは、オランダ人プロデューサー/ディレクターのIJsbrand van Veelen氏による46分番組で、オランダの公共放送で5月に放送された後、オーストラリアで7月に放送されたもの。 (番組のワンシーンより) "Googleplex"の様子、マリッサ女史へのインタビュー、「インターネットの父」ビンセント・サーフへのインタビューなどが満載。ただし、質的には、Google礼賛にはまったくなっていない。むしろ、検索結果の妥当性の問題、"人類の英知である”書物のスキャニングを一社で行っていることへの懸念、Gメールなど「向こう側」に個人の情報が集約されていることへのプライバシー的懸念、などについて、改めて警鐘を鳴らすという視点が貫かれている。 「結局、Googleは"私たち

    ドキュメンタリー"Google - Behind the Screen"
  • Business Week誌の表紙にGoogleのマリッサ女史登場

    Google社の検索&ユーザーエクスピリエンス担当副社長として有名なマリッサ・メイヤー女史がBusiness Weekの表紙に登場。 採用されるすべての社員のプロセスに関わり、もっとも優秀な人々を採用することが、イノベーションを維持する秘訣という。 また、彼女の「ある一日」が紹介されている。 午前8時起床、9時に出社、日中はずっと会議が続き、午後11時15分に社内のジムに行って走り、午前3時に就寝。 #さすがに忙しい。 BusinessWeek : Marissa Mayer: The Talent Scout BusinessWeekカバーストーリー: Innovation Champions

    Business Week誌の表紙にGoogleのマリッサ女史登場