2005年10月20日19:23 カテゴリMoney書評/画評/品評 ゾウの不経済、ネズミの不経済 組織が速くなればなるほど、そして大きければ大きいほど「不経済」になるのは、どうも生物学的事実のようだ。 ゾウの時間 ネズミの時間 本川 達雄 佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン:飢餓を輸出して食糧安保を語る人々常識で判断すれば不経済に決まっている。ところが、いつの間にか都市国家に生きていると錯覚している人々は空気とエネルギーはただだと思い込んでしまっているようだ。クリックすれば商品が届くという生活をしていると、通信のための電気エネルギーしか使う必要ないと思っているらしい。温血動物は、ただ温血でいるためだけに同じ体重の冷血動物の30倍の餌を必要とする。これが速度のコストということもできる。動物性タンパク質を確保したかったら、実はイナゴを育てた方が牛を育てた方がいいと本書は指摘している。