雪に覆われた大地を飛び立つハート形の熱気球。2月14日は世界の人々がロマンチックな愛を祝うバレンタインデー。だがその起源は残酷な儀式だったかもしれない。(Photograph by Alexey Sizov / EyeEm/Getty) ロマンチックなカップルがギフトや感謝の印を贈り合うバレンタインデー。そう、2月14日は愛の日だ。 バレンタインデーそのものはよく知られている。手書きのカード、ハートのチョコレート、赤いバラは定番で、毎年2月14日が近づくと、コンビニなどでも販売される。 しかし、バレンタインデーの起源については謎が多い。詳細は時とともに失われ、ロマンチストたちが歴史を語るたびにねじ曲げられてきた。諸説あるだけでなく、由来とされる同じ名前の聖人は少なくとも2人いる。それでは、バレンタインデーについてわかっていることを紹介しよう。(参考記事:「バレンタインチョコをいただく前に」