「180枚のドア」だらけの奇妙な外観 “パヴィヨン・シルキュレールPavillon Circulaire”(巡回する家の意味)と名づけられたこの建物。 全面がドアの柄になっていて、なんとも不思議な外観です。 Photo:Cyrus Cornut 実はこれ、すべて本物のドアなんです。 パリ19区にある公団アパートの改修にともなって交換された古いドアが使われているのだとか。 その数なんと180枚! 屋根の形も特徴的ですね。 ほとんどが廃材! 外壁のみにあらず、建物のほとんどが廃材や不要になった建材でつくられているというから驚きです。 夏にセーヌ川沿いで開かれた、セーヌ川を海岸に見たてたイベント“パリ・プラージュ”で使った木板をウッドデッキに使用しています。 床や内壁には、展示会場で作品を飾っていたパネルを、防音材には工事中のスーパーの屋根に敷いていたウールを。 発注ミスで生まれたデッドストック