東国原知事にしても橋下知事にしても、世間の関心が高いのはテレビメディアが両氏を頻繁に画面に登場させるからだ。メディアが両氏に関する報道を最小限にとどめるなら、両氏の動向が世間の強い関心を呼ぶことはない。 つまり、東国原氏と橋下氏の行動がクローズアップされる背景に、マスメディアの「意図」が存在し、その裏側にメディアを支配する巨大権力の「意図」が存在すると考えられる。 東国原氏の報道を見ると、奇妙な点が浮かび上がる。 東国原氏の行動を批判する人々を「抵抗勢力」と描く演出が施されているのである。 「アホらしい」との感想を述べた笹川尭自民党総務会長、「東国原君、顔を洗ってくれたまえ」と発言した松浪健四郎議員の映像は、守旧派勢力として描かれ、悪いイメージを被せられている。 東国原氏を支持する意見を誰が述べているか。 武部勤氏、中川秀直氏、町村信孝氏などである。 自民党清和政策研究会、とりわけ小泉竹中