善意から何かしようとしない方がいいんじゃないかと最近はそう思わなくもない。 痴漢冤罪の事例では、以前よりは物証が求められるようになっているが、元々、物証確保が難しいから被害者の証言が過剰に重視されるようになったのだ。常習的な痴漢犯罪者は、あらかじめ物証が残らないようにしているだろうし、「じゃあ、証拠を出せ」というのが彼らの逃げ口上でもあった。 そういう状況の時に、何とか状況を改善しようとする善意が結果的に痴漢冤罪を多発させることになった。 もちろん、痴漢も犯罪ならば、冤罪被害は国家による犯罪と言って良いものである。 そういうゼロサム対立が生じるような場合、まず避けるべきはデジタルな思考であろう。味方でなければ敵、というような思考が、痴漢被害や痴漢冤罪を増大させることにつながる。 冤罪を発生させないよう配慮しつつ、痴漢被害を抑制する対策は可能である。正確に言えば出来ることはある。 女性専用車