ランチョンセミナーについてのアンケートでは、「参加している」と答えた医師の割合が最も高かったのは20歳代で、92.0%が参加していた。年齢が上がるにつれ「参加していない」と答えた医師の割合が高かったそうな。それはよくわかる。経験を重ねれば重ねるほど、自分と同年代で肩書きが重い連中が如何にイカサマ・ペテン師かがわかるようになるからだ。若さの最大の欠点は、ジジイどもの言うことに、一々反発を感じるだけの経験が欠けていることだ。あの野郎、またでまかせ言いやがってとペテン師の首根っこを押さえるだけの腕っ節に欠けるのである。だからといって、経験を重ねたら、ランチョンセミナーなんて、あほらしくて出なくなるかというと、必ずしもそうではないらしい。 ランチョンセミナーは医薬品に対する学会員のリテラシーを示す重要な指標である。そもそも、大会運営費を製薬企業に負担してもらおうという、学会のたかり根性に問題がある