都教委が黒塗りで回答した資料を示す、自殺した男子生徒の遺族=東京都内 男子生徒の学習机の前で、遺品のバッグを手にする遺族=東京都内 経過 東京都立小山台高1年の男子生徒=当時(16)=が2015年9月、JRの駅で飛び込み自殺した。いじめの有無を知りたい遺族は情報公開請求したが、都教育委員会は「都教委に設置した有識者らの調査部会が、干渉や圧力を受ける恐れがある」として教員や友人への聞き取り調査結果を黒塗りで回答したことが昨年末明らかになった。 都教委は「調査途中のため、部会が結論を出すまで待ってほしいという趣旨だった」と説明するが、いじめ問題に詳しい専門家は「遺族の知る権利を制限するのは異例で不当な判断」と指摘。事実を知らされない遺族の心情を思うと、取材記者としてやりきれなさが募る。遺族は不服を申し立て、都個人情報保護審査会が昨年11月から開示方法の再検討を始めている。 ▽「将来は科学者に
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