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ブックマーク / polanyi.hatenablog.com (24)

  • Gettysburg Address - 暗黙の焦点 別宅。

    Lincolnのゲティスバーク演説の結びの句、 "the government of the people, by the people, and for the people" 「人民の、人民による、人民のための政治」と覚えていたが、喜安璡太郎の『湖畔通信』でこの "of" の訳が誤りであることを教えられた。簡単に纏めておこう。 湖畔通信・鵠沼通信 (1972年) 作者: 喜安〓太郎,福原麟太郎 出版社/メーカー: 研究社出版 発売日: 1972 メディア: ? この商品を含むブログを見る 齋藤秀三郎の『実用英文典(Practical English Grammer)』では、前置詞"of"の所有格を説明する際に主語所有格(subjective possessive)と目的語所有格(objective possessive)を区別している。 実用英文典 作者: 齋藤秀三郎,中村捷 出版社/

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    jiangmin-alt 2019/04/06
    "福原麟太郎は『英国的思考』で適切な訳を示している。すなわち 人民が(by)人民のために(for)人民を(of)治める 素晴らしい。完璧な訳だ。"
  • 七分間 - 暗黙の焦点 別宅。

    若きヒロインの性を赤裸に描き、長らく発禁となっていた『七分間』が、遂にアメリカで出版された。が、その直後に一書店主が猥褻文書販売の廉で逮捕され、さらには、折から婦女暴行事件を起こした若者が、犯行は『七分間』に刺激されたものと自供する。あくまで無実を主張する出版責任者サンフォードは、友人の弁護士バレットに弁護を依頼。バレットは自ら『七分間』の真価を確認した後、強力な後盾を擁する地方検事への挑戦を決意した! 七分間〈上・下〉 (1982年) (ハヤカワ文庫―NV) 作者: アーヴィング・ウォーレス,村上博基 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1982/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 渡部昇一がオススメしていたのでamazonでポチって一気読み。大変面白かった。 Irving Wallaceという最も筆力のある現代アメリカの推理作家が、ポルノ問題をテーマにして傑作を書い

    七分間 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2017/05/04
    “若きヒロインの性を赤裸に描き、長らく発禁となっていた『七分間』が、遂にアメリカで出版された。が、その直後に一書店主が猥褻文書販売の廉で逮捕され”
  • 2016年の12冊 - 暗黙の焦点 別宅。

    1月 陰謀と幻想の大アジア 作者: 海野弘 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2005/09 メディア: 単行 購入: 2人 クリック: 9回 この商品を含むブログ (20件) を見る とても面白くて、ツラン/ウラルアルタイがらみで何冊か読む。 第二次世界大戦直後、戦前のアカデミズムを引き継いでいた東大言語学教授服部四郎のもと、言語学を学ぶとは系統論をやること、という時期があったが、それ以後状況が変わった。その変化の大きな要因となったのは、チョムスキーの生成文法などの統語論が言語学の中心となったことである。通時的研究は共時的研究に駆逐されてしまった。歴史(系統論)ではなく、今の言語を分析するのが言語学の主流となったのである。 通時的研究から共時的研究へという現在の状況は言語学だけのものではない。私たちは、今のことだけが問題な、平面的な時代にいるのである。そこでは<歴史>が忘れ去られて

    2016年の12冊 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2017/01/16
    “哲学的反省は問題を立てるための手段であって、問題を解くための手段ではありません。ピアジェ”
  • オグズ族 高車丁零 - 暗黙の焦点 別宅。

    シルクロードの経済人類学―日とキルギスを繋ぐ文化の謎 作者: 栗慎一郎 出版社/メーカー: 東京農業大学出版会 発売日: 2007/08 メディア: 単行 購入: 1人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (5件) を見る P.107 オグズ族は、丁零、高車やその後の鉄勒を含むグループで、数的にはチュルク族の中心だったと思われるが、そこには突厥を建国したアシナ氏は入っていない。ところが定説では丁零、鉄勒も突厥もともにチュルクの音訳だと言ってきた。これは明らかにおかしい。 誰がそう言ってきたのかといえば、護雅夫です。 古代遊牧帝国 (中公新書 437) 作者: 護雅夫 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1976/01 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 丁零とは、 匈奴のすぐ北方に接する地域、バイカル湖の南辺、セレンガ川流域から今日の西北モンゴル高

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  • 有用性と欲望のエコノミー - 暗黙の焦点 別宅。

    国立人文研究所主催のKUNILABO2016年度4月期講座『エコノミーとは何か:概念から学ぶ哲学史』全4回(4/5/6/7月,月一回)が終了した。講師は佐々木雄大先生。 researchmap.jp 玉川大学/亜細亜大学の非常勤講師だ。実は以前からTwitterで「エコノミーの概念史」をやっていることは承知していて(フォロー済)、いつだったか「自分の関心を突き詰めていくと栗慎一郎になるんだよな」といった主旨のことをつぶやいていた。これは受講しないわけにはいかない。 以下、受講結果を簡単に整理して備忘録とする。なお、講義の詳細版となる論文は下記書籍に収録されている(深貝論文が面白かった)。 nyx ニュクス 作者: 佐々木雄大,松卓也,トマ・ピケティ,エマニュエル・サエズ,ジャン=リュック・ナンシー,ジョルジョ・アガンベン,土橋茂樹,岡源太,星野太,隠岐さや香,板東洋介,深貝保則,西亮

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  • 下町の祭礼文化 - 暗黙の焦点 別宅。

    神道国際学会 定期刊行物『神道フォーラム』第51号(←リンク)より 6月9日、横浜国大での講義には、栗氏が登場。・・・日の祭礼や文化歴史的な起源、特質などについて学生にレクチャーした。 栗氏はまず、今につながる祭礼の起源について、「せいぜい6世紀の頃にできあがったものにすぎない」とした。そして、その直前の状況に関して、応神王朝のころに中国の中原地帯、ウルムチ近辺から弓月氏(秦氏の祖)の一族が来朝し、日で行われていたアニミズム(自然信仰)に取って代わる信仰形態をもたらしたと話した。 続いて栗氏は、自然の中で営むアニミズムには存在しなかった神社(神殿)を作ったのも蘇我氏系だとし、中央アジアにあった太陽信仰も加え、神社やアマテラス崇拝は確立したとした。そして「いわゆる日神話というものも、じつは極めて新しいものなのだ」と強調。その上で、「水田農耕の定着」「大陸から進出してきた民族の動

    下町の祭礼文化 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2016/04/19
    “神道国際学会 定期刊行物『神道フォーラム』第51号”
  • 古代文明、権力、文字、経済人類学 - 暗黙の焦点 別宅。

    初回の関雄二氏の講義に参加した。 朝日カルチャーセンター新宿 前回の日記にあるとおり、我々の暮らす近現代の「成長の病」の発端となった(by 栗慎一郎)メソポタミア文明(シュメル人)とは異なり、アンデス文明には神殿(巨大建築物)はあるが文字と余剰生産物の再分配がない。おまけに車輪も、無い。 関によれば、考古学の分野においてはマルクス主義的唯物論を踏襲する考古学の大家ゴードン・チャイルド(あのインディ・ジョーンズも影響受けた!)による次のような説明で古代文明の成立を説くのが主流だという。すなわち、定住農耕の開始による料生産の増大が社会的分業を促し、社会階層の上位が権力を持ち、その力で神殿などの巨大建築物が構築される、というのだ。 料生産増大 社会分化 権力成立 巨大建築物 だが、1950年代からアンデスの遺跡探索を行っている日の研究者チームの発掘が示す事実は、農耕定住が始まる前(それも

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  • A note on MICHAEL POLANYI AND THE CONGRESS FOR CULTURAL FREEDOM - 暗黙の焦点 別宅。

    The LIBERAL CONSPIRACY 作者: Coleman出版社/メーカー: Free Press発売日: 1989/07/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る 「自由を求める共謀 CCFと戦後ヨーロッパの苦悩("The Liberal Conspiracy. The Congress of Cultural Freedom and the struggle for the mind of postwar Europe")」の著者であるPeter Colemanは、1928年オーストラリア生まれのジャーナリストで、シドニー大学を卒業後にイギリスに渡り、LSE(London School of Ecomonics)で学業を重ね、最終的には政治家になったというちょっと面白い経歴の持ち主だ。娘の亭主(義理の息子)はオーストラリアの財務大臣

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  • 読書:戦中の意思決定システム - 暗黙の焦点 別宅。

    戦中戦後のことはなんとなく知ってるような気になっているだけだったな、俺。 瀬島龍三という個人を縦糸に、日的「空気」が醸成される様子がよくわかる。 お薦め。 東アジア各国への戦後補償スーキムの中で商社が焼け太りしていく様子も興味深い。 沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫 作者: 共同通信社社会部 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1999/07/28 メディア: 文庫 購入: 24人 クリック: 672回 この商品を含むブログ (59件) を見る <陸軍の意思決定権が課長級に降りる> 皇道派青年将校らが決起した軍事クーデター(1936年2.26事件)は、内大臣斎藤実や蔵相高橋是清ら政府要人を暗殺、日中を震え上がらせた。この時、陸軍上層部はすっかり自信を喪失していた。ある将軍は青年将校が自分を殺しに来たと思い、門を閉じ、部屋に逃げ込むようなありさまで、弱腰の陸軍上

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  • Polanyi前夜(これはFictionです) - 暗黙の焦点 別宅。

    先生は、学究生活の初めから「歴史」に強い関心を持っていて、最後に世界史に還っていったんだな、という話*1 --------------- 慶應義塾大学の学部時代、栗先生は文学研究会と理論経済学研究会に参加していたが、2年の後半から自治会の方が忙しくなってやめてしまった。卒論は金融論。東海銀行に内定が決まっていたところ、「どうも銀行ではやっていけないんじゃないか」と思い始めて大学院に進んだ。慶應の院には社会経済学史会で活躍していた塾長の高村象平がいて、そこで経済理論をやった。 当時の西洋経済史は大塚史学が主流の生産力中心史観。社会は最初非常に単純だが、だんだん複雑になって発展していくという考えで、その発展のゴールがイギリス産業革命だった。典型的な資主義成立の道を歩んだという意味でイギリスは日の目指すべきモデルであり、国内生産から市場が徐々に拡大していくことで資主義経済が形成される

    Polanyi前夜(これはFictionです) - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2014/09/14
    "栗本先生は、学究生活の初めから「歴史」に強い関心を持っていて、最後に世界史に還っていったんだな、という話。"; すごいお宝記事!
  • 沈黙交易 1979-2013 - 暗黙の焦点 別宅。

    著者がアイヌ関連の精力的な研究者で有り書が刊行されたことも知っていたが、先週新宿の紀伊國屋書店で偶然見つけてページを繰ると、「栗」「ポランニー」が頻出している。購入し読んだ。栗経済人類学に関心のある方にはお薦めしたい。 アイヌの沈黙交易―― 奇習をめぐる北東アジアと日 ―― (新典社新書61) 作者: 瀬川拓郎 出版社/メーカー: 新典社 発売日: 2013/05/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 瀬川によれば、沈黙交易の実在については疑問の声も有り、「ポランニーや栗慎一郎のようにこれを実在の習俗と考え」る研究者がいる一方、「沈黙交易に関する資料は聞き書きばかりで、実証的に裏付ける証拠はきわめてとぼしい、とその実在を疑う研究者も少なくない」と言う。この議論は実は1979年の『経済人類学』第6章 沈黙交易でも触れられていて、 経済人類学 (1979年)

    沈黙交易 1979-2013 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2014/07/13
    “アイヌの沈黙交易”
  • amazonの注文履歴から振り返る2013年に読んだ本 - 暗黙の焦点 別宅。

    まず1月に購入したのは、リスク学の中西準子が2012/11に出した福島原発だった リスクと向きあう 福島原発事故以後 作者: 中西準子,河野博子 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2012/11/22 メディア: 単行 購入: 3人 クリック: 59回 この商品を含むブログ (8件) を見る 続いてウィトゲンシュタインやファインマンを読んだ後に、栗先生がラジオで共演して何かと頼りにしてそうな川嶋朗のを買って読んだら、つまらなかった。 心もからだも「冷え」が万病のもと (集英社新書 378I) 作者: 川嶋朗 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2007/02/16 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (24件) を見る 小学館プロダクションが翻訳を頑張っているアメコミやバンドデシネから、2月に買ったのが『V フォー・ヴェンデッタ』で

    amazonの注文履歴から振り返る2013年に読んだ本 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2013/12/27
    "The Study of Manで褒めていたヴィンデルバントを岩波文庫で買って読んだら、物理化学的な下層の素材は無時間的で法則定立的で、原子や分子に個性はないが、上位の層になればなるほど個性記述的で一回性が強化されると"
  • 祝!師弟共演 - 暗黙の焦点 別宅。

    毎週日曜日21:00のラジオ番組「栗慎一郎の社会と健康を語る」にて、2週連続で大和雅之さんをゲストに迎え、 再生医療からみた、人間とは(生命とは)何か というテーマで話が進められた。大和さんは現在、東京女子医科大で再生医療の研究を進めている。Twitterでフォローさせてもらっているが、海外への出張が多く忙しそうだ。 ちなみに東京女子医科大と言えば、クラーゲスの翻訳で有名な千谷七郎がいたところで、三木成夫は不眠症で千谷にお世話になっている。栗先生がラジオ番組で共演している川嶋朗も、東京女子医科大付属の青山自然医療研究所クリニック所長だ。片方で最先端の生命科学、片方で放射線ホルミシスや温感療法などの境界治療。懐の深い大学だ。 11月24日と12月1日の2週にわたって放送されたので、師弟共演の記念にポイントを記録しておくとともに、私見を少しだけ。 ==11/24==============

    祝!師弟共演 - 暗黙の焦点 別宅。
  • 33年という時(とき) - 暗黙の焦点 別宅。

    幻想としての経済 (1980年) 作者: 栗慎一郎出版社/メーカー: 青土社発売日: 1980/12メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 1980年のあとがき 人が物を書いたり、を出したりするのはいったいなぜなのだろう。それは、自分の書いたものを通じて、顔も知らないどこかの読み手とコミュニケートできると信じるからであるし、その読み手を通じて社会とコミュニケートできると思うからなのであろう。難解だが、孤絶したといわれる思想家にしても、次々に著書を上梓しようとするについては、読者と交信できると確信しているのでなければならない。・・・だからすべての他者がそのコミュニケートを拒絶すれば、彼や彼女は平然として田舎教師や娼婦で限られた生を終るのである。・・・やはりこの書は私にとって大切な書であるから、希望としてはささやかにでも売れて欲しい。・・・だから、こので私

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  • HARPER TORCHBOOK edition - 暗黙の焦点 別宅。

    マイケルの主著"Personal Knowledge"には1958年のシカゴ大学出版局版に加え、ニューヨークのHarper & Row出版による1964年HARPER TORCHBOOK editionがあり、後者にはマイケルによる「TORCHBOOK版まえがき」が載っている。 PREFACE TO THE TORCHBOOK EDITION The enquiry of which this volume forms part started in 1939 with a review article on J. D. Bernal's The Social Functions of Science. I opposed his view, derived from Soviet Marxism, that the pursuit of science should be directe

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    jiangmin-alt 2013/04/04
    "マイケルによる「TORCHBOOK版まえがき」"
  • ホモ・サピエンス - 暗黙の焦点 別宅。

    パンツを脱いだサル―ヒトは、どうして生きていくのか 作者: 栗慎一郎出版社/メーカー: 現代書館発売日: 2005/04メディア: 単行購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 書で栗先生は人類の起源の説明としてエレイン・モーガンのアクア説を展開したと世間では考えられているし表面上そう読める所も多いが、筋のネタは違う。『意味と生命』のメルロ=ポンティ編でも「知覚の現象学」ばかりを引いておいて文は「行動の構造」からチラぱくりしているのと同様に、書でも、引用されているものとは異なるネタがある。それがこれ。 はだかの起原―不適者は生きのびる 作者: 島泰三出版社/メーカー: 木楽舎発売日: 2004/09メディア: 単行購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (7件) を見る 書で島はアクア説(というか適者生存の自然選択)をタコ

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    jiangmin-alt 2013/02/21
    "『意味と生命』のメルロ=ポンティ編でも「知覚の現象学」ばかりを引いておいて本文は「行動の構造」からチラぱくりしている"; 栗本さんがはしこい優等生そのものみたいなことやってたとは、かなり幻滅…
  • 「新しい世界史の教科書」(仮) あとがき - 暗黙の焦点 別宅。

    長沼さんが先生の新著のあとがき(の一部)を先行紹介してくれている。 http://d.hatena.ne.jp/thunder-r-labo2/20130206/1360134029?_ts=1360161869 過去ののあちこちでちりばめた地球史についての指摘は、読者が過去に優等生であればあったほど混乱を与えてしまったはずだ。その構築された通説での世界観をゆるがせたり傷つけたりさせてしまったはずだから、それらをまとめると地球上の当の歴史はどうなるはずかということを、つまり真実の全体像を示しておきたかったのだ。 地球史について指摘した過去のといえばまず思いつくのは『幻想としての文明』かな 幻想としての文明 作者: 栗慎一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/10メディア: 単行この商品を含むブログ (2件) を見る いわゆる一般の「優等生」にはわからないかもね、とexc

    「新しい世界史の教科書」(仮) あとがき - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2013/02/08
    "物事の動きや変化を引き起こすのは静的な「構造(必要条件)」じゃなくて「動因(十分条件)」"
  • Howard Hunt Pattee - 暗黙の焦点 別宅。

    Hierarchy Theory; The Challenge of Complex Systems. 作者: Howard Hunt Pattee出版社/メーカー: George Braziller発売日: 1973/06メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 目次をみると表紙記載のPatteeは編者のようで、書(1973)は複雑系システムに関する論文集だ。 ========= <目次> Foreword v Preface xi The Organization of Complex Systems 1 (28) Herbert A. Simon Hierarchical Order and Neogenesis 29 (20) Clifford Grobstein Hierarchical Control Programs in Biological  De

    Howard Hunt Pattee - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2013/01/09
    "胚の発生を制御する原理を語っていく中で、ほとんどの生物学者はある単一のレベルのみのルールでこの原理を説明しようとしているが、一方で階層的な二重制御の原理が存在するという方向で研究を進めている研究者も"
  • 後成的風景(epigenetic landscape) - 暗黙の焦点 別宅。

    形づくりが語る進化の物語:倉谷滋×中村桂子 倉谷滋(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター) 中村桂子(JT生命誌研究館館長) http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/057/talk_index.html#talk_03 (中村) 1910年代に発生生物学者、具体的には前館長の岡田節人先生の先生であるウォディントンが提唱したキャナリゼーション(註26)の考え方に取り組む時代になっていますよね。集団発生学はその具体化。 註26:キャナリゼーション【canalization】 C.H.ウォディントン(1905~75)によって提唱された発生過程の概念。発生過程は“運河化(canalized)”されており、外因(環境)や内因(遺伝的撹乱)の影響のもとでも、発生の進行はある決まった方向へと導かれるとする。 (倉谷) ウォディントンの考えを察する研究者は今

    後成的風景(epigenetic landscape) - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2012/10/07
    "少し前の時代までは、進化は実験的な対象にならないとされて、第一線からひいた年寄りが考えることとされていましたが、発生とつながることで面白くなりましたね。「エボデボ」、進化発生学の時代ですね"
  • ドゴン。シリウス。 - 暗黙の焦点 別宅。

    BRUTUS 1983年4月1日号 「黄金のアフリカ」 特別定価450円 p.83 黒アフリカから宇宙へ。<文:栗慎一郎> <はずれドゴン> 黒アフリカは、宇宙につながっている。切り立った断崖に住む20万人のドゴン族は、長い年月のあいだ、近隣の諸部族がイスラム化し、あるいはフランス人にまるめこまれても、決して同化せず、屈服せず、孤独な生を守り続けてきた。 そもそも、現在のマリ共和国の地、かつてのフランス領スーダン(現スーダンとは全く別)は、草の根に生えるという豊かな黄金の伝説の他に、人類学者マルセル・グリオールが、なんと25年間に及ぶフィールドワークの結果、世に報告したシリウス星についての不思議な伝承が偏在する土地なのだ。 夜空に、最も明るく輝く恒星シリウス。この星にまつわる伝説を持つ民族は、全世界にいる。けれども、マリの諸部族の神話が伝えるのは、いずれも、シリウスに住む生物または神が、

    ドゴン。シリウス。 - 暗黙の焦点 別宅。
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    jiangmin-alt 2012/09/13
    "BRUTUS 1983年4月1日号 「黄金のアフリカ」"