昨日、ニューヨークから帰ってきた金融関係の友人と会った。 彼は開口一番、「ニューヨークにはバブルの香りがする」と言った。彼はニューヨーク在任期間が長く、米国の金融や不動産市場に詳しい人物だ。 その彼が久しぶりにニューヨークに立ち寄り数週間を過ごし、不動産価格の高騰に目を丸くした。驚いた彼は実際に不動産屋に行って、自分の目で物件の価格をチェックしてみたという。その結果、彼が行く着いた結論は「バブルが出来ている」ということだった。 昨年のノーベル経済学賞を受賞した、イェール大学のロバート・シラー教授もかなり以前から警鐘を鳴らしてきた一人だ。同氏が考案した株価水準の指標では、バブルが発生しつつあることが明らかだという。 米国の不動産市場はバブルか? 米国の不動産市場のすう勢を見ると、2000年代前半から上昇が顕著になり、2006年の半ばにピークを打った。その後、サブプライム問題が発生し、それがリ
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