東京都千代田区北の丸公園にある気象庁の「東京」観測点で、8月の雨の連続日数が最長になる可能性が高まっている。ただ、気象庁ホームページの観測データ一覧表では、降水量が「0.0ミリ」と表示されている日が6日間もある(17日現在)。本当に連続記録なのだろうか。 ―記録の定義は。 正確には、降水(雨と雪)の「継続日数」という。0.5ミリ未満の雨でも、「感雨器」と呼ばれる雨粒の精密観測装置や、職員の目視で雨と確認されれば、降水があった日として数えられる。気象庁の標準的な雨量計は0.5ミリ単位で計測するので、0.5ミリ未満の雨は一覧表では0.0ミリと表示される。 ―今回の記録は。 8月1日から18日まで継続中。統計開始以来、8月の最長記録は、東京の観測点が気象庁(千代田区大手町)にあった1977年8月6~27日の22日間で、年間では54年6月19日~7月20日の32日間が最長だ。 ―猛暑もあ