初セーブを記録するなど、メジャー昇格後5試合無失点と結果を残していた田沢。チーム事情でマイナー降格になった【写真は共同】 レッドソックスの田沢純一がボビー・バレンタインの監督室に呼ばれたのは、5月1日(現地時間)のアスレチックス戦前のこと。ちょうどホームスタジアムのフェンウェイ・パークのロッカールームで、筆者が事前に依頼していたインタビューに答えている最中だった。 「調子は悪くないです。むしろキャンプ時より良くなっているくらい。あとは出だし(立ち上がり)をきっちりできるようになれば問題ないと思います」 そんな元気の良い言葉を残していた田沢が、少し驚いた顔をしてバレンタイン監督とベン・チェリントンGMの待つ部屋に消えて行く。入れ替わるようにして前日までマイナーでプレーしていたホセ・イグレシアス内野手がクラブハウスに現れ、チームメートたちと握手を交わし始めた。 状況から考えて、故障がちな
わずか4球のやり取りで認め合った2人 19日(現地時間)の試合後、試合終了と同時にダッグアウトを出て、チームメートを迎えたパイレーツの桑田真澄。ダッグアウトに下がるときには、誰もいないグラウンドに向かって帽子を取った。 いい光景だな、と思う。こちらの選手には決してない習慣だ。練習後には、スタンドに向かってペンを走らせる。サインをねだった中には日本人の年配の方もいたが、子供のようにほおを緩めていたのが印象的だった。 マリナーズvs.パイレーツ3連戦で、桑田とイチローの対戦は1度だけ。だが、わずか4球のやり取りから、互いが認め合った。日本ではさほど接点がないはずだが、2人が語った言葉を拾えば、その共通した思いが浮かび上がる。 19日、桑田真澄が登板したとき、イチローはネクストバッターズサークルにいた。そのときに受けた桑田の印象について、「すごく力が抜けている感じがいい」。 一方の桑田も
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