2000年3月31日に4年間のサラリーマン生活をやめて、その後の14年間をそれなりに「自由に」生きてきていますが、曲がりなりにも何とか食べてこられたのは、「好きなこと」を仕事にしていないからだと、振り返ってみて実感しています。 「好きを仕事に」という考え方には次の2つの危うさがあります。 1.好きなことを仕事にすると嫌いになってしまうのではないか? 2.好きなことを仕事にするのは自己満足に過ぎないのではないか? どこまで行っても、仕事は自分のためにするものではなく、それを通して何らかの充足感を受け取るであろう相手のためにするもの、すなわち献身的な行為だと思うのです。 何をもって献身、すなわち身を捧げて尽くすのか。 もし仮に「好きなこと」だとしたら、それはもはや仕事とは呼べないのではないかと感じます。 なぜなら、僕は仕事とは別にある「好きなこと」をするために仕事をしているからです。 では何を