2021.05.27 【いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。】ジュリア・キャメロン テーマ：読書日記(1717) カテゴリ：読書感想 ​​ 定年を迎えた人達に向けて書かれた1冊です。 この本は、読むだけの本ではなく 実際に創造性開発プログラムを12週間実践することが 大切です。 各週のテーマとしては、 「驚き」「自由」「つながり」「目的意識」 「正直さ」「謙虚さ」「回復力」「喜び」「動き」 「活力」「冒険心」「信頼感」の項目が挙げられています。 基本ツールとしては 〇モーニング・ページ 〇アーティスト・デート 〇ソロ・ウォーキング 〇メモワール 4つを行うことで人生の次のステージを 充実させることができるんですね。 「退職とは独立である」と著者は言います。 独立に際しては、あらゆることを自分で決断しなければならない。 しかし、多くの人達は、「今日」からはぐれ 過去や未

2021.05.03 【「ふつうの家族」にさようなら】山口真由 テーマ：読書日記(1662) カテゴリ：読書感想 ​​ 「ふつうの家族」―それは聖なる呪いである。 という一文から始まるこの本。 子供のころから好奇心旺盛だった著者は 保育園に「お母さん」以外の男の人が迎えに来ることを不思議に 感じる。 謎の「男のお母さん」の疑問はやがて父子家庭だと 理解する。 そのころから、著者は家族について興味があったのかもしれない。 その後、必死で勉強して東大に行き社会に出て働く著者は 男子に比べて不利だと思ったことはないという。 それなのに37歳、未婚、子なしの彼女は、 「卵巣年齢50歳」と不妊治療クリニックの女医から 告げられる。 50代で血のつながった子供をもてる男性はいるのに 女性の場合はほぼ不可能。 こんな壁にぶつかり、親子、結婚、家族、老後について アメリカと日本の制度の違いを紹介しながら

2021.04.17 【表とグラフでみる日本のすがた2021】矢野恒太記念会　編集・発行 テーマ：読書日記(1718) カテゴリ：読書感想 ​​ 表とグラフで日本のすがたがわかる1冊です。 世界の中での日本の位置をわかりやすく説明するために 最新のデータを元にわかりやすく書かれています。 小学校高学年から中学生を対象に書かれた本ですが 高校生、大学生、そして私のような社会人が読んでも 楽しめます。 小学生でも読めるように、漢字にはふりがなが ふってあります。 表紙は、テレワーク、マスク着用、ソーシャルディスタンス、ZOOMなど 今の日本の姿が描かれています。 2020年に広がった新型コロナウイルスは 今現在も感染が続いています。 そんな中で私たちの暮らしも変化を強いられています。 この本では、 ・国土と人口 ・経済と財政 ・農林水産業 ・日本の工業 ・商業と貿易 ・交通と通信 ・国民の生活

2021.04.11 【前線】犬養楓 テーマ：読書日記(1661) カテゴリ：読書感想 ​​ 1986年愛知県生まれ。 18歳より短歌をはじめた著者。 今現在は、大阪府内の救急科専門医として 救命救急センターに勤務して新型コロナ感染者の 治療にもあたっている。 犬養楓というのは著者のペンネーム。 この本は、 ・現場 ・赤い人質 ・令和元年　十二月 ・第一波 ・第二波 ・人降りし夜 ・ひかりとかげと ・第三波 ・新しい年 ・解放 から構成されている。 医療現場で目に見えない新型コロナウイルスと 闘う日々を短歌にしている1冊。 どれも素晴らしいのだが、その中のいくつかを紹介したい。 ・息継ぎの時と場所とを探しつつ泳ぎ切らねばならぬ1日 ・昼からは受験のごとく飯を食べ刑期のように持ち場に戻る ・使命感で続けられる強さなく皆辞めないから辞めないでいる ・速報は日々北上す前線の最多最多と桜のごとく

2021.04.07 【英雄の書】黒川伊保子 テーマ：読書日記(1661) カテゴリ：読書感想 ​​ 人工知能時代が到来した今。 この本は、大人のマニア力を極めるための 本として著者が書いています。 そう、著者は人工知能を長年にわたって 研究してきたその道のプロ。 私は、著者の本をほとんど読んでいるが この本もかなりおもしろかった。 ・失敗の章 ・孤高の章 ・自尊心の章 ・使命感の章 ・餞の章 の５つから構成された本はおもしろく 一気に読むことができる。 著者は言う。 「でも」「だって」「どうせ」「だめ」の4つの言葉は、 ネガティブ思考を招く言葉だ。 だからこれらを使ってはいけないし これらを多用する人を近くにおいてもいけないと。 そのとおり！ 思春期に「失敗」を回避した脳は人生が 他人事になるなど 「失敗」をテーマに脳とのかかわり方をわかりやすく 紹介している。 一番大切なのは母親が子供

2021.03.29 【はじめまして更年期】　永田京子 テーマ：読書日記(1662) カテゴリ：読書感想 ​​ 著者は、医者ではありません。 あくまで、ピラティスなどのインストラクターですので 医学的な知識はこの本に求めない方がいいと思います。 漫画なども交えてわかりやすく 更年期について紹介しています。 メインは、著者が活動のメインにしている ちぇぶら体操です。 著者が考案した更年期症状によい 運動を紹介しています。 最後に生きがいを持っている女性は 更年期症状が軽いと書いています。 これはその通りかもしれません。 食生活、睡眠など更年期症状を機に 見直してみるのもいいのではと 著者は提案しています。 自分ファーストで生きること、 ポジティブ人間になることなど 人生100年時代。 更年期症状を楽しく乗り切るヒントが ありますが、購入するよりも図書館で 借りて読めばいいと思います。 買うほ

2021.03.15 【評伝　九津見房子～凛として生きて～】堀和恵 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 著者の堀和恵氏は、元社会科の教師。 彼女は、2017年安倍政権のもとで成立した 「共謀罪法」に警鐘を鳴らすため 昨年2020年にこの本を書き上げたことが この本を読んで理解できる。 九津見房子という女性初の治安維持法適用で 投獄された女性の人生、そしてその娘たちの人生を 知ることにより私たち世代がこれから何を 考え何をなすべきかを考えることができる。 「治安維持法」そして「ゾルゲ事件」 を中心に日本の社会主義女性運動、共産党運動のなかで 九津見房子と娘一燈子がどのように生きたのか 赤裸々に綴られている。 同じ女性として九津見房子のパワーあふれる生き方に 驚くばかりだ。 なぜ命をかけてここまでするのだろう？ 九津見房子の中に、 「隣人を自分自身のように愛せ」 というキリ

2021.03.11 【マンガでわかる料理を仕事にするということ。】 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 調理師専門学校に入学した主人公。 目的もなく、夢もなく、ただ専門学校に入学した 主人公だけど、そこでたくさんのことを学ぶ。 料理人という職業について 料理は技術より心を磨く 仲間の大切さ 食材は自然からの預かりもの 修行に終わりはない 漫画になっているのですぐに読めてしまいますが 自分の進路に迷う高校生などが読むと いいと感じます。 料理は一生の仕事、 人を感動させられる仕事、 人を喜ばせられる仕事なんですね。 大事なのは真摯な情熱。 すべてをチャンスと思って 努力をすれば、必ず道が拓けるのが 料理人の世界 この本に登場する校長の言葉がとても印象的です。 本が好きに参加しています。 本は楽天で注文‼ 読み終わった本は、ブックオフに！ 店舗に持っていくのは大変なので

2021.03.09 【九州喫茶案内】小坂章子 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 肩の荷をおろせる居場所に身を置き、 珈琲を相手に心身のバランスを微調整する。 私にとっては、カウンセリングに 通うようなものかもしれない。 その時の症状によって店を選び、 処方箋代わりの一杯と引き換えに 安寧を得る。 大袈裟ではなく、救いなのだ、 喫茶店という存在は。 1974年生まれの著者は、喫茶店についてこう語る。 この言葉がこの本のすべてを物語っている。 長崎県で生まれ、山口女子大学を卒業。 福岡県在住のフリーライターである著者は 珈琲を愛し、九州にあるいろいろな喫茶店を この本で紹介している。 私自身、山口県生まれであり 子供の頃は九州を家族で旅したこともあり この本を読んでとても懐かしかった。 子供の頃には、街には喫茶店があったな～。 東京にいると目にするのは珈琲チェーン店ばか

2021.03.05 【女子高生と魔法のノート】角谷ケンイチ テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 本を開くと、まず最初に登場人物が紹介されている。 主人公の紫藤結月は、星桜高校2年生のダンス部員。 彼女は、ダンスに夢中。 でも親からは大学受験の勉強をするように 強く言われる。 そんなある日、ダンス部ではダンスの大会を目指す3年生と 1年生が対立。 大会に出場して大学の推薦を狙う3年生と 実力主義だと主張する1年生。 振付を担当する結月はどちらの言い分も理解でき悩む。 解決策を見つけるために現れたのが フィンランドから来たブルブルくんという妖精。 ブルブルくんが、高校生の結月に「魔法のノート」に 書き込むことを伝えていくんですね。 想いや自分の今の気持ちをノートに書いていくことで 考えがまとまっていき夢へと近づいていきます。 結月は、この魔法のノートで「好きなこと」を 見

2021.03.03 【もろくて、不確かな、「素の自分」の扱い方】　細川貂々 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 1969年生まれの著者。 「ツレがうつになりまして。」が ベストセラーになり有名になる。 この本は、コミックになっています。 私たちはいろいろな場面で 「その場に合わせた私」を作って生活していると 感じている著者。 この本では、9人の女性にインタビューしています。 本当の私、素の自分について身近な人に話を聞き まとめています。 人づきあいが怖いマグロちゃん だらだらしたいナマケモノちゃん 絶対に譲れないガンコちゃん すっぴんリラックスさん 見栄っ張りヨロイさん など十人いたら十人それぞれ 違う色をした「素の自分」がいる。 人と比べてもしょうがない。 「ありのままの自分」 と向き合い自分の良いところも悪いところも 大事にしていくことが大切なのではないかと 著者

2021.03.01 【＃ライブ配信の教科書】ゆうこす（菅原裕子） テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ アイドルグループを脱退後、ニート生活ののち 動画配信などに取り組む著者。 今では、スマホ1台で動画配信を行い 年商3億円のライブ配信のトッププランナーとなっている。 SNS時代の今。 今後は動画配信にビジネスチャンスが大いにあることを この本で語っている。 ライブ配信の基本から アプリの紹介、マーケティングへの活用。 人気ライバーになるためには？など この本で自分の経験を語りながらさまざまな ビジネスチャンスを語る。 最後の章では、プロの3人とのインタビューも 紹介されている。 ワンメディア代表の明石ガクト氏 CMのプロ、篠原誠氏 仮想ライブ空間SHOWROOMの前田裕二氏 彼らとのインタビューは読んでいてなかなかおもしろい。 50歳の私は、動画配信を利用したことが無

2021.02.27 【ざんねんな収納】おさめますよ テーマ：読書日記(1662) カテゴリ：読書感想 ​​ SNSや雑誌などで片づけのプロと称する女性たちが 自宅の写真を紹介している昨今。 整理収納アドバイザーやライフオーガナイザーなどの 資格を持つ女性たちが整った自宅を紹介して 憧れる女性も多い。 しかし、著者は「片づけ方」のざんねんを この本で紹介しています。 「グッズ使い」のざんねん 「しまい方」のざんねんを紹介して 自分らしいお片付けを見つけてほしいと言っています。 100円均一の収納グッズを揃えても それがゴミになる日が来ること。 書類用のフォルダーにスカーフを1枚1枚はさむ収納 100円のケースに薬を1種類ずつ入れる収納。 しかし収納技に頼りすぎると不用品の存在に 気付きにくくモノが増えると著者は言います。 収納グッズを使うのは最終手段。 お片付けのプロは、洗剤やシャンプーな

2021.02.25 【スマホ使いこなしてる？】こいしゆうか テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 家から一歩外を歩けば、 歩きたばこの人よりも歩きスマホの人を 多く見かけるようになった今。 電車に乗ってもスマホ。 信号待ちのドライバーもスマホ。 そして運転しながらのスマホ操作も 私は何度も見ている。 高速道路でスマホ操作するドライバーさえいる。 危険極まりない。 だから、私はスマホを絶対持たないと 決めていたがインスタをしたくて昨年 スマホを持つことにした。 スマホは持ったが、私はカメラ機能とインスタ以外は ほとんど利用していない。 スマホに振り回される人生が嫌だからだ。 この本は、スマホを見直そうという1冊。 著者が、スマホの達人たちに会って スマホとの付き合い方をインタビューしている。 スマホで生活を楽にしたいという ミニマリスト飯島彩香さん。 スマホ１つで旅行した

2021.02.23 【備えいらずの防災レシピ】飯田和子 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ 著者の妹さんが、阪神・淡路大震災で 被災後しばらくキャンピングカーで生活をした 経験からこの本が生まれました。 日常生活で使っているものを 非常時に生かすためには普段から もしもに備える生活が大切なのですね。 この本では、フェーズフリーという言葉が 出てきます。 私にとって初めて聞く言葉です。 フェーズフリーとは、平常時や災害時などのフェーズに かかわらず適切な生活の質を確保しようとする 考え方なのだそうです。 「いつも」と「もしも」の垣根をなくすことが 大切だと著者は考えています。 この本では、主食・副菜・主菜・汁物・スイーツに分けて 簡単なレシピが紹介されています、 ポリ袋やカセットコンロを使って調理するレシピが あります。 災害時には乾物なども優れています。 切干大根、わ

2021.02.21 【私の老後のお金】井戸美枝 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ ファイナンシャルプランナーであり社労士の著者が シングル、共働き、派遣社員、フリーランスなどの 年金額を予測して紹介しています。 自分はいったいどのくらい年金をもらえるのか？ 参考になるお話です。 老後のお金は2000万円ほんとに必要なのか？ これに関しても著者の考えが紹介されています。 後半ではじぶん年金として イデコやＮＩＳＡを紹介しています。 著者はイデコのネーミングなどに関わった女性なので イデコを強く勧めています。 逆に保険会社が売る個人年金は勧めていない。 ファイナンシャルプランナーですが 著者が中立な立場でこの本を書いているかどうかは 読者自身で判断する必要がありそうです。 あくまで自分の将来もらえる年金について 考える際の参考書として読みましょう。 なぜなら、この本には

2021.02.19 【片付けたら1年で100万円貯まった！】小川奈々 テーマ：読書日記(1719) カテゴリ：読書感想 ​​ お片付けをしたら、100万円必ず 貯まる本ではありません。 整理収納アドバイザーの資格を持つ 著者がお片付けのノウハウをわかりやすく 漫画形式にして読者に読みやすく工夫しています。 片づけの基本編と実践編にわけて 読みやすくなっています。 実践編では、クローゼット、押入れ、キッチン、 洗面所、玄関、リビング、個室と１つ１つの 片づけの方法を紹介しています。 実際にクライアントの汚部屋の ビフォーアフターを写真で紹介しているのも おもしろいです。 お片付けには、まずはモノを減らすことが 大切ですね。 モノを減らせば、不要なものを買わなくなり お金も貯まると著者は言いたいのです。 お片付けをしたからと言って 100万円貯まるかどうかは個人個人で 違うと思いますが・・・