2月20日に、老人介護施設に入った母は、私たちの心配をよそに、同じグループのお仲間達とうまくやっているようだった。やはり、16年間の独居生活が、よほどに心細く辛かったに違いない。いくら、母が群れることが嫌いで偏屈な性格とはいえども、人間は一人では生きていけないのだ。昨日、末弟と嫁さん、その長男がお彼岸の墓参りのついでに施設を訪れた時に、何年かぶりに、嬉しくて、はしゃいでいる母を見て驚いたという。 しかし、好事魔多しである。その晩、母は、車椅子から降りて、独りで歩き出して転倒したのだった。介護士の方は、一晩様子を見たが、今朝になって、あまりに痛がるので、病院に連れて行くことを決断したという。それで、ぜひ同行してくれと介護士の方から、今朝、私に電話がかかってきた。3連休の最後の日だというのに、病院の方も大変お気の毒だったが、先日退院したばかりの病院が、母の治療を快く引き受けてくださった。 私も