世界最高峰のエベレストの山頂付近で、イギリス人の男性登山家が高山病とみられる症状で死亡しました。当時、山頂付近は列を作るほど多くの登山者で混雑し、男性は酸素の薄い高地で待機を余儀なくされていたということで、専門家は、登山許可証を発行しているネパール政府に対し、登山者の数を規制すべきだと指摘しています。 ネパールの観光当局によりますと、フィッシャーさんが死亡したのは酸素が薄い、標高8700メートル地点だったということです。 エベレストの山頂付近は、登山者による混雑が問題となっていて、当時も多くの登山者が狭い尾根に列を作るほどだったということで、フィッシャーさん自身も登頂前にSNSで「混雑で動けなくなることは致命的だ」と投稿して懸念を示していました。 世界的な登山ブームを背景にエベレストを登る人は増えていて、AFP通信は、今シーズンは、過去最多だった去年を上回る人が登頂する可能性があるとしてい