トヨタ自動車は12日、ハイブリッド車(HV)「プリウス」21万2490台(昨年10月~今年10月生産)のリコールを国土交通省に届けた。駐車ブレーキが設計ミスによる不具合のため利かなくなる恐れがある。 国交省によると、駐車ブレーキは足でペダルを踏み込み、後輪にブレーキをかける仕組み。ペダルから延びたケーブルがしっかりと部品に固定されておらず、走行中に振動で外れることがあり、駐車時にブレーキが利かなくなるという。 今年6月以降、17件のトラブルが報告されているが、事故例はない。トヨタはケーブルが外れないよう対策を取る。