米Harris Interactiveが新聞のオンライン版について米国の成人を対象に行った調査によると、77%の人が「有料なら読まない」と答えた。有料でもかまわないと答えた人に1カ月いくらまで支払ってもよいかを尋ねたところ、「10ドル以内」との回答が19%。「11ドルから20ドルまで」は4%、「20ドル以上」は1%だった。 同社によると、読者離れが進んだことで米国の新聞業界は苦戦を強いられている。2009年はオンラインへの移行を試みたり、廃刊を決めたりした新聞が相次いだ。この傾向は2010年も続くとみられ、新たなビジネスモデルを試行する新聞も出てくる。明確なのは、米国人がかつてのように日刊紙を毎日を読むという時代は終わりに近づいていることだという 。 紙あるいはインターネットで日刊紙を読んでいると答えたのは43%と全体の半数以下だった。1週間に1回以上と答えたのは72%、1カ月に1回以上と