不正に改造したiPhoneを売ったとして、富山市の20代男性が9月29日、商標法違反の疑いで千葉県警に逮捕された。 報道によると、男性が売っていたのは、OSを改造することで、出荷時に制限された操作を可能にした「脱獄iPhone」と呼ばれているものだ。インターネットのオークションサイトなどで6台を販売した疑いが持たれている。 脱獄iPhoneをめぐって、商標法違反で摘発されたのは全国初だと報じられているが、ネット上では「脱獄って逮捕なのか」「なぜ商標法違反なのか」といった声が多数あがっている。なぜ商標法違反での逮捕となったのか。商標にくわしい冨宅恵弁護士に聞いた。 ●「商標」の機能とは? 「今回の摘発は、商標権侵害に対する裁判所の考え方に基づくかぎり、特異な事例ではないというのが私の感想です。 今回の事件を理解するにあたっては、商標が果たす役割を理解しておく必要があります。 まず、商標は、多
![「脱獄」iPhone販売で初摘発、なぜ商標法違反?弁護士「特異な事例ではない」 - 弁護士ドットコムニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52991ad7912b8c510c098901832d021ab1d7b6cb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstorage.bengo4.com%2Fnews%2Fimages%2F5460.png%3F1475196807)