「パソコンやタブレットはうちではなく、アマゾンや家電量販店で買ってもらってかまわない」――。 こう言い切るのは神奈川県地盤のPC専門店、ピーシーデポコーポレーション(PCデポ)の松尾裕子取締役(IR・広報担当)だ。同社は直営やフランチャイズでパソコン販売を展開しているが、「他社で商品を買ってもいい」というのは、一体どういうことなのか。 現在、家電量販店のPC販売は、2014年4月の「Windows XP」のサポート終了に伴う駆け込み需要の反動減で、軒並み苦戦が続く。だが、PCデポは絶好調だ。今2015年度も最高営業益を更新する見込みで、達成できれば3期連続の最高益となる。 サービス重視で一気に復活! 逆風下で拡大を続ける背景にあるのは「物販からサービスへの転換」だ。従来のPC、プリンターなどの販売から、好採算の修理や点検などサービス事業への転換が奏功しているのだ。
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