新しい市場に生まれ変わるのだから歓迎ムードかと思いきや、意外にも水産仲卸業者から大反対運動が起きているのだという。築地でいま、一体何が起きているのだろうか? 豊洲市場がある場所はかつて東京ガスの石炭を原料とする都市ガス製造工場があった。製造工程で有害物質が副生されたせいで、敷地土壌と地下水が汚染されてしまったのだ。豊洲の土壌・地下水汚染に詳しい日本環境学会会長の畑昭郎氏が言う。 「’02年の東京ガスの調査では、土壌溶出量ベースで環境基準の1500倍に上るベンゼン、490倍のシアン化合物、49倍のヒ素、24倍の水銀、9.3倍の鉛、1.4倍の六価クロムなどが見つかりました。これだけでも大変な汚染ですが、’08年に都が立ち上げた専門家会議で調査を行ったところ、さらに衝撃的な結果が出たのです。なんとベンゼンが土壌から4万3000倍、地下水から1万倍、シアン化合物は同じく860倍と、130倍も検出さ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く