ソニーは13日、夏の電力不足に対応するため、全社員が7〜9月に計2週間の夏休みを一斉に取得する節電策を決め、労働組合と協議に入った。 例年の一斉休業は2日間だったが、エアコン使用などによる最大使用電力を減らすため、大幅に拡大することにした。 節電策は、夏休みを計2週間とする代わりに、7〜12月の祝日7日間を営業日とする。これとは別に、7〜9月は土、日のどちらかを営業日とし、電力使用の多い平日を休業日とすることも検討している。 「ソニー版サマータイム」も導入する。従業員の多くは午前9時〜9時半が始業時間だが、これを1時間早める。本社ビル(東京都港区)などにあるエレベーターの運転本数も減らし、夏のピーク時の最大電力使用を昨年より25%減らす目標だ。