カロリーベースの食料自給率については、前年豊作だった小麦が平年並みの単収へ減少(作付面積は増加)、魚介類の生産量が減少した一方で、原料の多くを輸入に頼る油脂類の消費減少等により、前年度と同じ38%となりました。また、カロリーベースの食料国産率(飼料自給率を反映しない)についても、前年度と同じ47%となりました。なお、飼料自給率も前年度と同じ26%となりました。 生産額ベースの食料自給率については、輸入された食料の量は前年度と同程度でしたが、国際的な穀物価格や飼料・肥料・燃油等の生産資材価格の上昇、物流費の高騰、円安等を背景に、総じて輸入価格が上昇し、輸入額が増加したことにより、前年度より5ポイント低い58%となりました。また、生産額ベース食料国産率(飼料自給率を反映しない)についても、前年度より4ポイント低い65%となりました。 (参考)生産額ベースの食料自給率の分子は、国内生産額(国内生