●更新日 06/10● ユッケ食中毒事件の肉屋、その意外な現状 記事前半は、ここをクリック 入り組んだ狭い路地を進んでいき、大和屋商店の板橋営業所に辿りついた。 辺りは暗く、人通りも少ない。入口の戸は閉まり、業務に使用していたと思われるケースが山積みになっていた。室内の電気は全て消えていて、建物の中には人の気配もない。試しに外から声をかけてみたが、何も反応はなかった。 翌日、店に電話をかけてみた。だが、営業所の電話番号は、既に使われていなかった。「ミートラボラトリィ」という業者名でのネット通販に使われていた番号も、解約済みだった。また、本社の電話は、呼び出し音が鳴り続けるばかりである。 そこで、この会社の現状について、板橋区保健所の生活衛生課に尋ねた。今回の件で、大和屋商店は営業禁止などの処分を受けているわけではないという。そのため、現時点で店が営業しているかということや、その規模について