AdobeによるInternet Explorer 11およびFirefox向けのPDFプラグインに、意図しない情報漏洩に繋がる可能性があることが指摘されている(JVNTA#94087669)。Adobe側はこの挙動について仕様としており、現時点で派修正される見込みは低いようだ。 問題の脆弱性は、PDFにプログラムを埋め込める「FormCalc」という機能に関連するもの。FormCalcにはネットワーク経由でコンテンツの取得や送信を行える「Get」や「Post」、「Put」といった命令が用意されている。これを利用してPDFが配信されているドメインと同じドメイン上のデータを取得し、それを外部サーバーに送信するという処理をPDFを閲覧するマシン上で自動実行させることができるという。 一般的なWebブラウザでは、スクリプトによるHTTPリクエストについて、リクエスト先をそのスクリプトを配信するド