ペースメーカー「携帯の影響ほとんどない」と総務省 電車内マナー変わる? ■鉄道会社見直しの動き 電車内の携帯電話マナーが変わるかもしれない。 「携帯電話が心臓ペースメーカーに与える影響は小さい」として総務省が今年1月に指針を緩和したことで、鉄道会社が優先席付近の乗客に呼びかけてきた「携帯電話電源オフ」の車内放送を見直す動きが出ているためだ。 ただ、利用マナーの観点からも「電源オフ」を継続する鉄道会社もあり、専門家は「トラブル防止の観点からも各社で(呼びかけを)統一するべきだ」としている。 総務省によると、携帯電話がペースメーカーに影響を及ぼした例は一度も報告されていない。 総務省の担当者は「鉄道会社には実態に合わせて見直してほしい」と話す。 京阪電鉄は指針の緩和にいち早く反応。3月から混雑時を除き「電源オフ」の呼びかけをやめた。近鉄や阪神電鉄は今後、車内放送の見直しを含め検討