あたかもローカル・コンピュータのようにリモート・コンピュータをGUIベースで操作できるリモート・デスクトップでは、ローカル・コンピュータのハードウェアのうち、デフォルトで画面表示とキーボード/マウスをリモート操作に使用できる。リモート・デスクトップ接続クライアント(RDC)の設定を変更すれば、ローカル・コンピュータのドライブ(ローカル・ドライブ)もリモート・デスクトップからアクセス可能になる(その方法については、関連記事を参照していただきたい)。これでローカル-リモート間のファイルのやりとりが可能になり、リモート・デスクトップの使い勝手が向上することは確かだ。 しかしその一方で、リモート・デスクトップからローカル・ドライブにアクセスできるようにすることは、いくつかのセキュリティ上の危険が生じる可能性が否めない。例えばどちらかのコンピュータにウイルスが感染していた場合、ローカル・ドライブを介