第4章 制御 遅延評価 継続 分岐 繰返し 巻き戻し 例外 フォーク プロミス プロセス セマフォ 参考文献 遅延評価 Smalltalkという言語にはプログラムの制御構造を表現するwhileやif〜then〜elseなどの制御構文が存在しません。第2章でSmalltalkの文法について概説しましたが,その際にリテラルや変数そしてメッセージ式などを説明しただけで,分岐や繰返しなどを行う方法を説明しませんでした。ただ,リテラルのところでブロッククロージャというSmalltalkプログラム自身を表すような奇妙なオブジェクトが出ていたことを記憶に留めていらっしゃいますか。この章ではブロッククロージャを中核にすえて,プログラムの制御構造について述べたいと思います。 ここで,トランスクリプトにRed,Green,Blueと書き出すという単純なプログラムを取り上げましょう。 Transcript cr

