男性が山で遭難したのは、いつものハイキングの途中でした。 山道を歩いているうちに道に迷い、気づけば辺りは暗闇に。そして、警察に救助されました。 新型コロナの影響で、身近な山の人気が高まる中、男性のように「低い山」で遭難するケースが相次いでいます。 なぜ、そんなことが起きてしまうのか?実際に遭難してしまった人に話を聞いて、検証してみました。 (甲府局記者 清水魁星)
深い海にすむ巨大なサメ、「オンデンザメ」の珍しい映像を静岡県沖の深海で撮影することに、海洋研究開発機構の研究グループが成功しました。 「オンデンザメ」は体長が4メートルを超える深海では最大級のサメで、主に北太平洋の水深500メートルから1000メートルほどに生息していて、その生態はほとんどわかっていません。 海洋研究開発機構の研究グループは、2016年に静岡県沖の駿河湾の水深およそ600メートルの深海の2か所に、餌とともにカメラを設置しました。 すると、体長3メートルを超える「オンデンザメ」がゆっくりと現れ、餌である魚の切り身を食べようとする姿が撮影されました。 この「オンデンザメ」は顔の先端付近に釣り糸が巻きついていて、もう1台のカメラにも同じ「オンデンザメ」が姿を現したということです。 研究グループによりますと、深海で活動する「オンデンザメ」の姿が撮影されるのは珍しいということです。
冒頭に紹介した文章は、2007年に機密解除された、アメリカのNSA=国家安全保障局が発行した通信傍受担当者向けの文章の一部だ。 もう少し詳しく見ると次のような記述がある。 「時は、1962年。日本に駐留していた米軍将校が、軍の機密情報を扱う暗号センターの周囲をパトロールしていた。ある日、通りの向かいにある病院の車庫の壁にはわせて配線された不審なアンテナを見つけた。すぐに陸軍を通じてNSA=国家安全保障局に連絡したところ調査するよう指示された。しかし、翌日、そのアンテナは消えていた。病院の屋上には、テレビアンテナがたくさんあったが、そのアンテナだけが明らかに暗号センターを向いていた」 この論文が書かれたのは、東西冷戦下の1972年。明確にはなっていないが、米軍の暗号センターに向けられた不審なアンテナは、敵国が通信機器などから発する電磁波を読み取って通信の中身を傍受する目的だったと見られた。
東京・葛飾区の木造アパートで去年火事があり、1人の男性の遺体が見つかった。警察が身元を調べたところ、意外な人物であることが判明した。 亡くなっていたのは中江滋樹氏(66)。 昭和から平成に向かう時代、バブルがはじける前の日本で、投資家・相場師として巨万の富を築いた、知る人ぞ知る人物である。 かつては「兜町の風雲児」と呼ばれ、メディアにも大きく取り上げられたが、違法な資金集めをしたとして絶頂期に逮捕され服役した。 あれから30年以上がたち、時代は令和に。刑務所を出たあとの動向は、ほとんど知られていない。 カネを追いかけ、そして翻弄された男は、下町のアパートで何を思っていたのだろうか。栄光と転落の人生をたどった。 (社会部記者 倉岡洋平) ※敬称一部略 ひげ面に長髪、スーツという姿で、東京・日本橋近くの金融街をかっ歩する1人の男。 昭和50年代に撮影された中江滋樹の姿である。 この頃、中江はま
電車などの撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」の人気スポットとして知られる東京 八王子市の踏切近くで、私有地に植えられた高さ2メートル余りの木が何者かに切り倒されているのが見つかりました。警視庁が器物損壊の疑いで捜査しています。 9日午前6時すぎ、東京 八王子市にあるJR中央本線の「小名路踏切」の近くに住む女性から「植木が伐採されている」と警視庁に通報がありました。 警察官が駆けつけたところ、踏切のすぐそばにある私有地の駐車場に植えられた高さ2メートル余りの木3本が、いずれも根元の付近から切り倒されているのが見つかりました。 近所の住民などによりますと「小名路踏切」は電車などの撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」の人気スポットとして知られ、ふだんから多くの人が撮影に訪れています。 今回、切り倒された3本の木は線路側の視界を遮るような形で植えられていて、木の間からカメラを
大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、ホワイトソックス戦に、大リーグ4年目で初めて2番・ピッチャーで先発出場し、みずからのホームランで先制しましたが、ピッチングでは5回途中3失点で交代し、およそ3年ぶりの勝利は持ち越しとなりました。 開幕から2番・指名打者で出場していた大谷選手は4日、本拠地のカリフォルニア州アナハイムで行われたチーム4戦目のホワイトソックス戦で、今シーズン初めて先発登板し「2番・ピッチャー」で出場しました。 大谷選手がピッチャーとバッターで同時出場するのは大リーグ4年目で初めてで、エンジェルスによりますと「2番・ピッチャー」の先発出場は大リーグでは118年ぶりです。 大谷選手は1回の立ち上がりから150キロ台後半のストレートを軸にヒットを許さず、その裏の最初の打席で初球の156キロのストレートをとらえて、今シーズン2号のソロホームランを打って、みずからのバットで先制点を
世界的なベストセラー作家、村上春樹さんの直筆原稿20点が、20日東京で開かれたオークションに出品され、このうち19点が落札されました。オークション会社によりますと、原稿はコレクターが20年ほど前に古書店で購入したもので、村上さんとつきあいのあった編集者から流出した可能性があるということです。 オークションに出品されたのは、昭和60年に刊行されたエッセー集「映画をめぐる冒険」の草稿や、レイモンド・カーヴァーの短編を翻訳した原稿など、村上春樹さんの直筆原稿20点で、いずれも、村上さんに関する資料の収集を40年以上続けてきたコレクターの男性が所有していました。 男性は20年ほど前に古書店で購入したということで、直筆のサイン本などほかのコレクションとともに、20日、東京で開かれたオークションに出品しました。 その結果、直筆原稿は19点が落札され、最も高いもので155万円の値が付き、落札額の合計は5
富山市のジェネリック医薬品大手「日医工」が、国が承認していない工程で製造した製品など70品目余りを自主回収した問題で、少なくともおよそ10年前から同様の不適切な方法で製造が行われていたと見られることが関係者への取材で分かりました。富山県は、品質管理に重大な問題があったと見て、3日、業務停止命令を出して、主力工場での製造を32日間停止する処分などを行う方針です。 富山県滑川市にある日医工の富山第一工場では、国が承認していない工程で医薬品を製造していたことなどが判明し、会社は、去年4月以降、花粉症などの抗アレルギー薬や血糖値を抑える薬など合わせて75品目を自主回収しました。 関係者によりますと、工場では、出荷試験などで「不適合」とされた製品について少なくとも平成23年ごろから国が承認していない手順で再試験や再加工を行い、「適合品」として出荷していたことなどが、会社の依頼を受けた外部の弁護士によ
26年前の阪神・淡路大震災を教訓に、国は、内陸で過去繰り返し地震を引き起こしてきた活断層のリスクを評価してきました。現在、地震の起きる切迫度が、阪神・淡路大震災の直前と同じか、それを上回る活断層は全国で31あり、住宅の耐震化や家具の固定などの対策を進める必要があります。 阪神・淡路大震災をもたらしたのは、兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の大地震で、大阪府北西部から兵庫県の淡路島にかけて位置する活断層の一部がずれ動きました。 活断層による地震への防災対策を促すため、国は地震調査研究推進本部を設置し、全国の活断層のうち、長さがおおむね20キロを超え、地震が起きると社会的に大きな影響が出る活断層を重点的に調べ、今後30年以内に地震が発生する確率を計算するなど、リスクを評価してきました。 地震発生の切迫度は4つのランクに分けられ、確率が3%以上の活断層は、最も高い「Sランク」とされていま
政府が「勝負の3週間」として新型コロナウイルスの感染拡大の対策を短期間に集中的に行うと呼びかけてから、16日で3週間となります。16日は、東京都でこれまでで最も多い678人、神奈川県や愛知県、京都府などでも過去最多の感染が確認されるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。政府は、観光需要の喚起策として始めていた「Go Toトラベル」を全国一斉に一時停止することにしました。この3週間での感染者数や人の動きはどうだったのか。振り返ります。 先月25日、西村経済再生担当大臣が「この3週間が勝負だ」として、感染対策を短期間で集中的に行うと呼びかけてから、今月16日で3週間となります。15日までの感染者数の推移と主な動きはご覧のとおりです。 「勝負の3週間」の前の3週間に全国で確認された感染者数は、 ▽先月10日までの1週間では7163人、 ▽先月17日までは1週間中では初めて1万人を
「あなたが先輩方の築いた遺産を食い潰した!」 分裂が決まった社民党の党大会は、飛び交う怒号で包まれていた。 そして、かつては政権も担ったあの社民党の国会議員がとうとう1人になる。 社民党はこのまま消えてしまうのか。関係者へのインタビューで迫る。 (宮川友理子、並木幸一、佐久間慶介)
人気俳優の伊藤健太郎容疑者が28日、東京都内で乗用車を運転中にオートバイと衝突して、2人がけがをする事故を起こしたあと、現場から立ち去っていたことが分かり、警視庁がひき逃げなどの疑いで逮捕しました。 調べに対して「気が動転してパニックになってしまった」などと、供述しているということです。 逮捕されたのは俳優の伊藤健太郎容疑者(23)です。 警視庁によりますと28日午後6時前、東京 渋谷区千駄ヶ谷の交差点で乗用車を運転中、オートバイと衝突して2人にけがをさせ、現場からいったん立ち去ったとして、ひき逃げなどの疑いが持たれています。 Uターンをしようとしたところ、前からきたオートバイに衝突したとみられ、オートバイに乗っていた男女のうち、女性が足の骨を折る大けがをし男性が腕に軽いけがをしました。 これまでの調べでは、近くで事故を目撃していた男性が容疑者の車を百メートル余り追いかけ、その後、現場に戻
児童や生徒へのわいせつ行為などで処分された教員が過去最多となる中、保護者で作る団体が子どもへのわいせつ行為で教員免許を失効した場合は、免許を再取得できないよう求める5万4000人余りの署名を、28日、文部科学省に提出しました。 文部科学省の調査では、平成30年度に児童や生徒、同僚の教職員などに、わいせつ行為やセクシュアルハラスメントをしたとして、懲戒処分などを受けた公立学校の教員は282人に上り過去最多となっています。 こうした中、保護者で作る団体が28日、文部科学省を訪れ、子どもへのわいせつ行為で教員免許を失効した場合は、免許を再取得できないよう求める陳情をインターネット上で集めた5万4000人余りの署名とともに提出しました。 文部科学省によりますと、教員が懲戒免職処分を受けると、教員免許は失効したり、取り上げられたりしますが、3年たてば再取得が可能となっています。 団体の共同代表の郡司
「浸水リスクがあっても、その地域への移住を勧めざるをえない…」 ある自治体の担当者が苦しい胸の内を明かしました。約2万もの川が流れ、低い土地に街が広がる日本。浸水リスクがある地域に住む人は、4人に1人にあたる3000万人以上とも言われています。リスクは地方だけでなく東京にも。豪雨災害が相次ぐ中で、街づくりをどう進めるのか。苦悩する2つの街を取材しました。(社会部記者 清木まりあ) こちらの地図。川に沿って街の中心部があります。 黄色で示された地域は、自治体が街の利便性を高めるためにコンパクトシティ化を目指し、この地域への住民の移住や企業の移転を勧めている「居住誘導区域」。 一方で青色で示されているのは、川が氾濫した際の「浸水想定区域」で、この2つのエリアの多くが重なっています。浸水リスクがあるにもかかわらず、その地域への移住を促しているのです。 「なぜこんなことになっているのだろう?」 私
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