NTTとNTT ComとNTTデータは、SaaS事業者向けのサービス基盤と事業計画を発表した。3年後に200億円超の売り上げを計画する。 NTTとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)、NTTデータは7月29日、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)事業者向けサービス基盤の開発結果と、同基盤を利用した事業計画について発表した。今秋から本格導入し、3年後に200億円超の売り上げを見込む。 3社によるSaaS事業者向けサービス基盤の開発は2008年9月に開始され、「認証基盤機能」「SaaSポータル機能」「料金回収代行機能」「マルチペイメント/クレジット決済機能」「ネットワークゲートウェイ機能」「Webシステム構築機能」の6つで構成される。 中核になるのが認証基盤機能で、NTT Comの多要素認証技術やNGN回線認証、NTTデータのシングルサインオンおよびID統合管理技術、NTT情報流通
クラウドの台頭に伴い、システム構築の新たな手法として「プライベートクラウド」の可能性が浮上してきた。企業とクラウドのかかわり方はどう変化しているのかを解説する。 2009年も引き続き、クラウドコンピューティング(以下クラウドと略記)が注目を集めている。しかし、自社の情報システム基盤としてクラウドを活用することに対する企業の見方は慎重だ。こうした中、ユーザー企業とクラウドの新たな関係を表す「プライベートクラウド」という言葉も登場してきた。そこで、本稿ではプライベートクラウドをテーマに取り上げ、「ユーザー企業とクラウドのかかわり方がどう変化しているのか」を解説する。 プライベートクラウドが生まれたいきさつ 今回は、「プライベートクラウドは一体何か」というテーマを取り上げる。まずはクラウドについて振り返ってみることにしよう。その特徴やメリットは以下のようにまとめることができる。 (1)利用者側は
企業の新たなIT基盤として注目されるプライベートクラウド。誰でも利用できるパブリッククラウドと区別されているが、どうやら「クラウド」を分かりにくくしているようだ。 クラウドの本質に立ち戻れば…… 「クラウドサービスの企業利用は、大企業向けよりも中堅・中小企業向けのほうが先行するとみている。大企業向けは個別になるケースもあるので、それぞれのコストメリットが明らかになるにつれてクラウドへの移行が進むだろう」 富士通の野副州旦社長は、先週23日に同社が開いた経営方針説明会で、クラウドコンピューティング(以下、クラウド)の企業利用動向についてこう語った。野副社長が「大企業向けは個別になるケースも……」と説明したのが、いわゆるプライベートクラウドである。 今回は、このプライベートクラウドについて考察したい。といっても、すでにこの言葉は関連記事にもあるように、多くの解説がなされているので、詳細をひも解
Nich Carrのエントリ経由で知ったのだが、マッキンゼーが"Clearing the air on cloud computing"というレポートを発行しており、そこに諸説あるクラウドコンピューティングの定義がのっており、流石にきれいにまとまっているので紹介したい。 1.Hardware management is highly abstracted from the buyer 2.Buyers incur infrastructure costs as variable OPEX 3.Infrastructure capacity is highly elastic (up or down) 1. 買い手にとって、ハードウェア管理が高度に抽象化されている 2. 買い手はインフラコストを変動的な事業運営費として負担する 3. インフラのキャパシティは高度に伸縮性がある(上がる方にも下
米国のセールスフォース・ドットコム本社が3月に行ったアナリスト向けのプレゼンテーションを公開しているのを、ブログ「セールスフォースとSaaS/クラウド」経由で知りました。今回のエントリは、このブログのエントリ「サンからデルにサーバーリプレースで75%のコスト削減 - Analyst Day 02:セールスフォースとSaaS/クラウド」を参考にさせていただいています。 セールスフォースはオラクルデータベースをサンのハードウェアで稼働させているといわれてきましたが、アナリスト向けの解説の中で、現在ではサーバをコモディティサーバ、つまりPCサーバへ移行したと説明しています。これにより、ハードウェアの調達コストは75%ダウン、つまり4分の1になり、しかもキャパシティは2倍になったそうです。 ただし、すべてのサーバがサンからPCサーバに置き換えられたのかというと、確証はありませんが違うと思います。
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年10月時点の調査。
[ITproカンファレンス:Amazonクラウド]クラウド時代のDB技術はこうして作られた--- NTT未来ねっと研の井上氏 2009年4月10日に開催されたITproテクノロジ・カンファレンス「徹底理解『Amazonクラウドサービス』」で講演のトリを飾ったのは,NTT未来ねっと研究所 研究主任の井上武氏(写真)。現在クラウドサービスに利用されているデータベース技術は,伝統的なリレーショナル・データベースからどのように進化したか,順序立てて説明した。 まず井上氏は,従来のリレーショナル・データベースの特徴に言及。データの不整合性を排除するリレーショナル(関係)モデルや,経過的な状態を排除するためのトランザクション処理は「データベースが主に金融機関の帳票データを保管していた時代のニーズに合致したものだった」(井上氏)と説明した。 「データベースが進化するきっかけは,管理対象データが変わったこ
米Microsoftの中央研究所「Microsoft Research」の統括責任者であるRichard Rashid氏によれば「世界で出荷されるサーバーの20%を、わずか4社が購入している」そうだ。2009年3月6日に英フィナンシャルタイムズがWebで伝えた。米IDCが2月に発表した2008年通期の世界サーバー出荷台数は810万台なので、「わずか4社」が160万台のサーバーを購入した計算になる。 Rashid氏が挙げる4社とは、Microsoft、米Google、米Yahoo!、米Amazon.comだ。Rashid氏が所属するMicrosoft自身も2008年、米国シカゴに「コンテナ型データセンター」を本格的に採用した大型データセンターを建造した。 シカゴデータセンターの様子は、同社のGlobal Foundation Services担当General ManagerであるMicha
■1. 2009年はクラウド元年 2009年は「クラウド元年」ともいえる状況で、日々いろいろな場所でクラウド・コンピューティングに関する情報を耳にするようになってきた。実際にクラウド・コンピューティングに興味を持ち始めている方、試し始めた方も多いのではないだろうか。 そこで本稿では、エンジニア、デベロッパー的な視点から、主要なクラウド事業者、具体的にはアマゾン、グーグル、マイクロソフト、セールスフォースの“雲”(=クラウド)の住み比べをレポートしたい。アマゾンを除いて、各社とも正式リリースというわけではないため、あくまで途中経過の印象になるが、これを見て皆さんが今後クラウド・コンピューティングに触れるきっかけとなれば幸いだ。 なお、本稿を読むに当たり、「クラウド・コンピューティングがよく分からない」という方は、基本知識として「@IT:5分で分かるクラウド・コンピューティング」を読まれること
時系列で 1990年代後半: Eric Brewer (UCB)が inktomi でいろいろ作る CAPとBASEの基礎ができる http://www.ccs.neu.edu/groups/IEEE/ind-acad/brewer/ 2000年7月19日: Eric Brewer が PODC (Principles of Distributed Computing) の基調講演で CAP 定理?と BASE を発表 CAP は Brewer 予測として知られるようになる この時点で、inktomiと同等スケールのWebサービスの問題に対処していた人はあまりいなかったのかもしれない 2002年 MIT の Seth Gilbert と Nancy Lynch が CAP を形式化 ここで Brewer の CAP が晴れて定理となった この間、よくわからず 2007年-: eBay の
オラクルがクラウド参入 Amazon EC2、S3対応へ:データベース、ミドルウェア用のAMIを無償提供 米オラクルは9月22日(米国時間)、オラクルの「Oracle Database 11g」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Enterprise Manager」をアマゾンのクラウド環境「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)上で動かすことができるAmazon Machine Image(AMI)を提供開始すると発表した。 米オラクルの社長 チャールズ・フィリップス(Charles Phillips)氏と製品開発担当 エグゼクティブ・バイスプレジデント チャック・ロズワット(Chuck Rozwat)氏が開催中のイベント「Oracle OpenWorld San Francisco 2008」で明らかにした。両
文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008-10-03 08:34 Microsoftは次世代の「.Net Framework 4.0」リリースの開始とともに、新しい分散型アプリケーションサーバであるコード名「Dublin」の準備を進めている。 Dublin――MicrosoftはProfessional Developers Conference(PDC)の会期中に初めてのCommunity Technology Preview(CTP)ビルドをリリースする予定である――は最終的には、Windows Serverの将来の未明のリリースに組み込まれる予定である。それが起こる前に、MicrosoftはDublin技術をWindows Serverの顧客に別にダウンロードにより提供する予定だ。 MicrosoftのConnecte
Microsoftの開発者会議の最大のテーマは、クラウドコンピューティングおよびそれをサポートするためのツールとサーバである。そのほかにも「Windows 7」「Visual Studio 2010」そしてMicrosoftの新しいモデリング技術「Oslo」などにスポットライトが当てられる。 Microsoftが開催中のProfessional Developers Conference(PDC)は、前回の2005年の開催から3年ぶりとなるもの。今回のPDCは、クラウド祭りと「Windows 7」のお披露目が最大の呼び物だ。 情報筋の話やPDCの開催概要に基づいて既に各方面で報道されているように、今回のイベントの目玉となるのは、Microsoftのクラウド進出戦略とWindows 7である。Microsoftでプラットフォーム戦略を担当するシニアディレクターのティム・オブラエン氏によると、
Amazon.comは米国時間10月1日、同社クラウドコンピューティングサービスの利用者に対して、MicrosoftのOS「Windows Server」とデータベース「SQL Server」を利用可能にするオプションを提供する計画だと発表した。 Amazonは、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)サービスの利用者が、現在利用可能なUNIXベースのオプションに加え、Windowsも利用可能になると述べた。現在はプライベートベータテスト中で、この秋にも開始する予定だという。 Amazonはブログ投稿で、「Amazon EC2でWindows環境に対応することは、最も要望の多かった機能の1つだった。この機能を提供することができて大変うれしい」と述べ、「われわれのクラウドコンピューティングプラットフォームでアプリケーションを構築するために必要なありとあ
ソフト開発もハードの調達もシステム運用も一切必要ない。すべてはインターネットという“雲”にアクセスするだけ―。コンシューマ市場では当たり前になった「クラウド・コンピューティング」が、企業システムにも迫ってきた。提唱者の米グーグルに加え、米IBMや米セールスフォースなどが、その重要性を強調し始めた。 「IBMは顧客のデータセンターのダイナミックな変更を支援する。そのために必要になるのが、クラウド・コンピューティングだ」。米IBMのシニア・バイス・プレジデントでIBMシステムズ&テクノロジー・グループを率いるビル・ザイトラー グループ・エグゼクティブはこう語る。 IBMは今年に入って、クラウド・コンピューティングをキーワードに、相次いで新事業を展開している。2月1日に中国・無錫にクラウド・コンピューティングの基盤となるデータセンター「China Cloud Computing Center」の
Amazon SimpleDBはスキーマも定義せず、メンテナンスも考えず、分散化なども行わずに利用できるシンプルなデータベースサービスだ。これだけ容易に使えると、通常のデータベースの使い勝手が悪く感じられてしまうほどだ。 コンソールで実行しているデモアプリケーション だが現状では制限されたβサービスであり、オンラインが必須であり、開発時にも課金がされてしまう。これは問題だ。あなたが.NETを使うなら、解決するためにこれを使ってみよう。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはNSimpleDB、.NET向けSimpleDBクローンだ。 NSimpleDBは.NET SimpleDBの略で、その名の通りAmazon SimpleDBを模した動作を可能にする.NETライブラリだ。クローンとは言え、Amazon SimpleDBに対抗するプロジェクトではなく、開発時における補助という役割だ。
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