現場検証が続く3人が死傷した事件現場=兵庫県宝塚市で2010年7月10日午前9時34分、本社ヘリから森園道子撮影 兵庫県宝塚市の放火事件で家族3人に大やけどを負わせたとして殺人未遂容疑などで逮捕された中学3年の長女(15)が「家庭内で孤立していた」と供述していることが、県警への取材で分かった。この事件では、長女の同級生の少女(14)も逮捕されているが、2人は「悪いことをした」と反省の言葉を口にしているという。県警は、重体の義父(39)や死亡した母親(31)と長女との関係を中心に調べている。 長女は、重体の小学4年の次女(9)と合わせて4人暮らし。全員ブラジル国籍で、長女が4歳の時に母親と来日した。長女はこれまでの調べに、「両親の扱いが、自分と妹で違った」という趣旨の供述をしている。 長女が通う市立中学校などによると、長女は教師らに、義父から手を上げられることがあったと訴えており、本人は虐待