前回、デジタルシフトのためのプロジェクトを成功に導くためには、パートナーたるITベンダーを見つける必要があると指摘し、そのためには事業会社が自発的にITベンダーを探さなければならないとしました。今回は、新たに見つかったITベンダーへ発注する際の契約内容について考えます。 前回、デジタルシフトに向けたITベンダーを探すためには、事業会社が積極的にカンファレンスや技術者が集うセミナーなどに参加し、技術トレンドを把握してITベンダーと対等に話せるようになる必要があるとお伝えしました。 そのようにして、眼鏡にかなうITベンダーが見つかれば、ソフトウェア開発の契約を結ばなければなりません。アジャイル開発に適したITベンダーとの契約は、どのようなものであるべきでしょう。 一括請負契約はアジャイル開発には根本的に向いていない ソフトウェアの開発契約は大きく、(1)一括請負型契約、(2)準委任型契約の2種
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