世の中には、映画やドラマを見てすぐに泣いてしまったり、そのストーリーを人に伝えながら、またウルウルしてしまったりする人がいるが、こうした人たちは、先天的に脳がそのような仕組みになっているのかもしれない。 神経系に違いがある アメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士によると、人口のおよそ20%、5人に1人は、環境刺激や社会的刺激に対する感受性、「感覚処理感度」(sensory processing sensitivity=SPS)が人一倍高く、そのような人たちは、「過度に敏感な人」(Highly Sensitive Person=HSP)と呼ばれている。 HSPに属する人たちは、そうではない人たちと比べると神経系に差異があり、些細な刺激であっても、その情緒的情報をより深く、徹底的に処理する能力がある。 そのため、正の誘因(たとえば他者の笑顔)に対しても、負の誘因(他者の泣き顔)に対しても強
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